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長崎県・対馬沖の日本海で、日本の排他的経済水域(EEZ)内での違法操業の疑いがある韓国漁船が、立ち入り検査をしようとした日本の海上保安官2人を乗せたまま2時間以上にわたって逃走。漁船の調査権をめぐって日本側と韓国側の対立が丸1日近く続いていることが1日、分かった。
第7管区海上保安本部(北九州)によると、31日午後11時半ごろ、対馬の北東約50キロで、対馬海上保安部の巡視艇「たつぐも」(小林太一船長、10人乗り組み)が、アナゴ漁をする韓国漁船「シンプン」(10人乗り組み)を発見、立ち入り検査をしようと近づいたところ、漁船は逃走した。
約10分後、停船させ海上保安官2人が乗り込んだが、保安官を乗せたまま再び逃走。1日午前1時55分ごろ、漁船は対馬の北東約60キロの公海上で、海保の要請で出動した韓国海洋警察庁の警備艦に接舷、停船した。保安官2人は追跡していた巡視艇に戻った。
海保によると、保安官が漁船に乗り込む際、1人が海中に転落、巡視艇に救助された。2人は自力で漁船を停船させたが、漁船の乗組員に羽交い締めにされたり体当たりされたりしたという。一方、韓国の聯合ニュースは保安官との小競り合いで韓国人1人が頭にけがをしたと伝えた。
海保は漁業法違反(立ち入り検査忌避)の疑いで調べており、現場では海保と海洋警察庁の船が漁船を挟んでにらみ合う状態が続いた。韓国の潘基文外交通商相は1日午後、逢沢一郎外務副大臣との会談で、韓国側が事実関係を調査するとし、日本側に海上から引き揚げるよう要請。違法操業の疑いを指摘する日本側に対し、違法行為があった場合は必要な措置を講じるとした。
同日午後5時40分ごろ、漁船の乗組員は韓国警備艇に移った。海洋警察庁は船長らの身柄引き渡しを拒否しており、海保と協議が続いている。(共同)
[2005/6/1/20:41]
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050601-0014.html