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小泉に靖国参拝をすすめる中嶋嶺雄(現中央教育審議会委員)
http://www.asyura2.com/0505/asia1/msg/481.html
投稿者 happyblue 日時 2005 年 5 月 23 日 19:13:12: BaRfZQX6fAfSk
 

(回答先: 日露戦争は日本の自衛戦争だったと叫ぶ中嶋峰雄〔秋田国際教養大学学長〕 投稿者 happyblue 日時 2005 年 5 月 23 日 09:16:00)

◇官民一体反日許すな 対決して対話に導け−−国際教養大学長・中嶋嶺雄氏(毎日新聞)

 北京、上海と広がった今回の反日デモに対する中国政府の関与は決定的だ。共産党独裁政権下の中国では普通、デモは起き得ない。天安門事件や法輪功のように徹底的に弾圧される。しかし、今回は弾圧するどころか政府が「責任は日本にある」と煽(あお)っている。在外公館のガラスが割られたり、国旗が焼かれたり、日本の主権が暴力で侵された事態であり、絶対に許せない。日本側が新たな問題を起こしたわけではないのに組織的、体系的な反日運動になった。

 中国は全土で乱開発が進み、貧富の差も環境問題も深刻だ。中国共産党が最も恐れているのは農民や民工(農村から都市部に流入した出稼ぎ労働者)たちの反乱で、ひょっとしたら一挙に共産党政権が覆ることになるかもしれない。そうした不満が渦巻く中国で反日は絶好の材料だ。「敗戦国とみなしていた日本が安保理常任理事国に入るとは何事か」という非常に感情的な反応だ。中国外務省も表向きは日本の安保理入りに反対とは言いにくいが、それを若者たちが言ってくれた。官民一体の反日デモであり、中国が国際社会に責任を持てる成熟国家ではないことを示した。

 これに対して「中国は悪いが、日本も反省すべきだ」という対応を今回は絶対に取るべきではない。日本側には非がないことをきちんと主張すべきだ。これまでの日中関係に本当の対決はなかった。対決がなければ対話はない。国交正常化以来、「日中友好のために」と行ってきた「謝罪外交」のツケが今回、噴出した。歴史認識とか戦争責任とか言われるが、日本は戦後、一度も戦争をしていないことによってまさに責任をとってきた。原爆の悲劇も反米ナショナリズムの原点にせず、戦争そのものが悲劇であり、誤りだという解釈をとってきた。中国は戦争もしたし、軍事力を著しく増強し、国内ではチベットやウイグルなどの少数民族を抑圧している。そういう中国の現実を冷静に見たうえで、本当に中国との友好を考えるなら、本格的に対決して対話に導くことだ。

 小泉純一郎首相は少なくとも靖国参拝の姿勢を変えるべきではない。正月に行ったり、日をずらしたりと姑息(こそく)なことをするより、(春秋の)例大祭に行く方がいい。【構成・平田崇浩】
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/archive/news/2005/04/17/20050417ddm003070020000c.html

<中嶋 嶺雄氏 プロフィール>

1936年長野県松本市生まれ。東京大学大学院修了。社会学博士。1995〜2001年、東京外国語大学学長。現在はアジア太平洋大学交流機構(UMAP)国際事務総長、文部科学省中央教育審議会委員(大学院部会長)、財団法人大学セミナー・ハウス理事長なども兼務。主な著書は「現代中国論」「中ソ対立と現代」「北京烈烈」(サントリー学芸賞受賞)「国際関係論」「中国・台湾・香港」など多数。平成15年度「正論大賞」受賞。
http://www.innovative.jp/2004/1201.html

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