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http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050510i512.htm
【北京=末続哲也】10日の新華社電によると、中国の文化大革命を主導し、文革後に反革命集団「4人組」の1人として逮捕され、失脚した張春橋(ちょう・しゅんきょう)・元共産党政治局常務委員が4月21日、がんのため、病死した。88歳だった。
張氏は、山東省出身。1938年に同党に入り、理論宣伝工作の専門家として頭角を現した。上海紙「解放日報」社長兼編集長(51〜55年)、上海市党委員会宣伝部長(63〜65年)などを歴任。毛沢東夫人、江青氏のブレーンとして文革の発動に加わり、66年5月、党文化革命小組の副組長に就いて文革を指導した。
73年に党政治局常務委員に就き、75年には副首相なども兼務。毛沢東主席死後の76年10月、江氏らとともにクーデターを企図したとして逮捕され、77年、党籍とすべての職務をはく奪された。81年1月、死刑判決(執行猶予2年)、公民権終身はく奪の判決を受けた。
ただ、83年に無期懲役、97年には懲役18年にそれぞれ減刑され、98年1月には、病気治療のため、一時出所が認められた。
4人組のうち、江氏は91年、王洪文・元党副主席は92年、それぞれ服役中に死亡。姚文元・元党政治局員(73)は96年に懲役20年の刑期を満了し、出所している。
(2005/5/10/20:46 読売新聞 無断転載禁止)