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http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050508k0000m010075000c.html
日中韓外相会談:
3国による歴史共同研究に町村外相が難色
アジア欧州会議(ASEM)外相会議の会場で7日に行われた日中韓3国の外相会談で、中国の李肇星外相が3国による歴史共同研究を提案した。韓国の潘基文(バンギムン)外交通商相は賛同したが、町村信孝外相は、歴史共同研究は既に日韓で行っており、中国側には日中間でも行うよう提案していることを理由に難色を示した。
韓国側の説明によると、会談での中国側の提案に対し、潘外交通商相は、5日に最終報告書が出たばかりの日韓歴史共同研究委員会の活動を通じて「日韓両国の歴史認識の共通点と違いを確認することができた」と評価。その上で、3国による歴史共同研究を「望ましい」と応じた。韓国側代表団メンバーは取材に「日本が消極的な姿勢だったので話はまとまらなかった」と語った。
日韓両国は01年に日本の中学校歴史教科書検定が外交問題となった際、歴史の共同研究を行うことで合意、両国の専門家が3年間にわたり研究してきた。日本が朝鮮半島を植民地支配した近代の日韓関係を巡っては見解が対立したままで、最終報告書ではそれぞれの立場を併記する形となったが、両国は今後も共同研究を続ける方向で調整している。
一方、中国に対しては町村外相が4月の日中外相会談で、両国間の共同研究を提案している。【澤田克己】
毎日新聞 2005年5月7日 20時40分