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米朝の非難合戦と両国の真意とは (朝鮮日報)
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投稿者 愚民党 日時 2005 年 5 月 03 日 00:14:51: ogcGl0q1DMbpk
 


ホーム > 政治 > 南北・北朝鮮 記事入力 : 2005/05/02 19:21

米朝の非難合戦と両国の真意とは


 米国と北朝鮮が毎日のように非難の応酬による神経戦を繰り広げている。韓国政府当局者は、「最近の状況の背景には、米国と北朝鮮の双方が核ゲームを自分に有利に進めようとする思わくがある」と述べた。

◆「北朝鮮のミサイルは国際社会の関心を引くため」

 北朝鮮は1日、東海岸の咸興(ハムフン)付近で、短距離ミサイルを発射した。政府関係者らは「射程距離100キロ程度の地対地(地上から地上の目標に向けて発射する)ミサイルで、古いモデルを代替するため90年代初めから実験していた」と述べた。

 北朝鮮は4月29日にも1回発射しているが、失敗に終わったと伝えられる。これは、大したレベルではないことを意味する。だとすると、なぜ今回の発射なのか。北朝鮮は03年の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の就任式に前後して、核問題が浮上した当時、2回に渡って短距離ミサイルを発射したことがある。昨年6月には、第3次6か国協議に合わせて発射した。今回もまた、核実験説や6月危機説が取り沙汰されるなかでの発射である。

◆米「北朝鮮の挑発には乗らない」

 米日両国は今回の発射にさほど関心を示していない。日本政府のスポークスマンは「普通の国内軍事訓練のようなものだろう」と述べた。

 アンドリュー・カード大統領首席補佐官は「驚くべきことではない」とし「われわれは北朝鮮の意図が何かを分かっている」と述べた。「意図が分かる」とはどういう意味だろうか。韓国政府当局者は「一言で、北朝鮮は『関心を引こうとした』ということ、米国は『もうその手には乗らない』ということになる」と説明した。

 北朝鮮は94年の核危機と98年のテポドン(大浦洞)ミサイル発射当時、挑発により米国の関心を引き、米朝直接交渉を成功させ、必要なものを手にした。

 政府当局者は「米国がこのまま関心を示さない場合、北朝鮮はテポドン・ミサイルか、核実験などで危機のレベルを上げてくるかも知れない」と話した。

 西江(ソガン)大学のキム・ジェチョン教授は、「ブッシュ政権は以前と異なり、北朝鮮を逆に利用するかもしれない」とし、「北朝鮮が脅威のレベルを上げるだけ、米国にとっては、制裁の名分が大きくなるという解釈もできるからだ」と述べた。

◆「口論も名分のため」

 カード室長は同日、「北朝鮮は、ならず者(Bullies)のような行動を取れば他の国々に敬われると思っているようだが、あまり建設的な指導者でないということがわかる」とし「金正日(キム・ジョンイル)総書記はよい指導者ではなく、極めて残忍だ」と述べた。ブッシュ大統領の「暴君」発言、北朝鮮外務省の「ブッシュはならず者」に続く非難合戦だ。

 韓国政府は、このすべてが相手側に責任をなすりつけようとする意図によると見ている。 宋旻淳(ソン・ミンスン)外交部次官補は「非難合戦はプラスにならず、交渉の相手を『悪い人間』と呼ぶのも正しい姿勢とは言えない」と米朝を批判した。

 米国にとっては、韓国や国際社会に「米国はこれだけ努力している」と見せつけることも重要だ。ラポート韓米連合司令官は2日、国会で「北朝鮮への先制攻撃はありえない」とし「北朝鮮は確実に1〜2個の核弾頭を保有しており、有事の際には5000トン以上の化学兵器を使用するだろう」と述べた。

権大烈(クォン・デヨル)記者dykwon@chosun.com



http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/05/02/20050502000056.html

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