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http://www.people.ne.jp/2005/04/30/jp20050430_49738.html
更新時間 :2005年04月30日09:50 (北京時間) 文字 +−
胡錦濤総書記と連戦主席の会談、世界で報道相次ぐ
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胡錦濤・中国共産党中央委員会総書記は29日、中国国民党の連戦主席と北京の人民大会堂で会見した。両氏は、両党党首60年振りの歴史的な握手を交わした。
世界3大通信社(ロイター通信、AFP通信、AP通信)は30日、胡総書記と連主席の会談について報道し、「台湾海峡両岸の歴史的会談だ」と伝えた。米紙「ニューヨークタイムズ」などマスコミは、3大通信社の情報を引用して次々に報道を行った。
▽AP通信
現場から中継された会見では、大陸部と台湾の両党首の握手が、数十年にわたる対峙の終了への希望を表していた。これはかつて大陸部を統治した国民党が数十年ぶりに中国共産党と行う最高レベルの会談だ。
▽ロイター通信
胡総書記と連主席の会談は、双方の敵対状態の正式な終結をもたらす可能性がある。
▽AFP通信
台湾の野党である国民党の指導者と、大陸部で執政する中国共産党が60年間で初の会談を行った。海峡両岸(中国大陸部と台湾)の緊張緩和のために努力している。
(編集SN)
「人民網日本語版」2005年4月30日
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http://www.sankei.co.jp/news/morning/30iti002.htm
国共、敵対終結に合意 60年ぶりトップ会談
【北京=河崎真澄】中国訪問中の台湾の最大野党、中国国民党の連戦主席は二十九日、北京の人民大会堂で中国共産党の胡錦濤総書記(国家主席)と会談した。国共トップ会談は一九四五年の「重慶交渉」以来六十年ぶり。両党は会談で敵対関係に終止符を打ち、対話推進による中台の平和共存を目指す方向で一致、五項目からなる新聞コミュニケを発表した。
胡主席は冒頭、「歴史的な一歩を踏み出し、両党交流は新たな段階に入った」と指摘。両党は今後、「(中台)両岸関係が和平、安定、発展に向けて前進するよう努力すべきだ」と呼びかけた。
これに対し連主席は、台湾に広がる独立志向が招く中台間の政治的緊張を「非常に遺憾」とした上で「対決や衝突は避け和解と対話を進めなければならない」と応じた。
国民党側の説明によると、両党は会談で、中断している中台対話の再開促進▽敵対状態を終結させ、平和協定の締結促進など五項目の共通認識で一致し、これを盛り込んだ新聞コミュニケを発表した。台湾の世界保健機関(WHO)へのオブザーバー参加問題に関しても、中国側から「優先的に討議し、解決方法を探る」との前向きな発言があったとした。
会談に先立つ同日午前、連主席は北京大学で講演し、現状維持を前提に中台間の協力拡大を重視する考えを繰り返し主張。「(両岸の)互恵と和平の堅持はわれわれの歴史的責任だ」と述べ、独立を志向する陳水扁政権を牽制(けんせい)した。ただ、中国の政治改革に関しては「両岸の距離は縮まった」としながらも、改革推進による中台間の格差縮小を求めた。
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中国国民党 1894年に革命家、孫文がハワイで設立した政治結社・興中会が前身。中国同盟会などを経て国民党に改組。国民政府を樹立して中華民国に独裁支配を敷いたが、1921年に設立された中国共産党との間で2度の提携(国共合作)を結んだ。戦後の内戦に勝利した共産党が中華人民共和国を建国したことで、蒋介石が49年末に台湾に党・政府を移転。世界最長の戒厳令を敷くなど台湾に独裁支配を敷いたが、80年代後半の蒋経国政権末期から民主化に踏み出した。2000年の総統選に敗れて野党に転落していた。