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http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/9402/ayumi10.html
「一国の最も確かな防衛は、隣国の信頼と感謝を受けることにある」
「誰が正しいかではなく、何が正しいか」
「世界の再創造は、軍備の再武装ではなく、精神、道徳の再武装によって成し遂げられる」
2002年コーIC(MRA)世界大会に参加して
02/09/16石田利美恵
この夏、私は8月3日から19日までスイスのコー(Caux)のマウンテンハウス(Mountain House)で開催された第56回コーIC(MRA)世界大会へ相馬雪香さん(杜団法人国際MRA日本協会名誉会長)と長男石田寛と共に参加した。
MRAとは、1938年アメリカのフランク・ブックマン牧師の提唱により立ち上がった世界的ネットワークをもつNGO、平和運動団体である。昨年名称をMora1 Re-Armament(道徳再武装)からInitiatives of Change(イニシアティブス オブ チェンジ)に改称した(http://homepage3.nifty.com/mra/)。
コーは、ジュネーブより電車で約1時間半、シオン城やジャズフェスティバルで有名なレマン湖畔にあるモントルー(Montreux)の町から登山電車で約1,000メートル登った山の中腹にある小さな村のことである。ここに、建てられてから今年で100年という荘厳なお城のようなマウンテン・ハウスがある。周囲をアルプスの山々で囲まれ、眼下にレマン湖を見渡す絶景は息を呑む程美しい。
このマウンテン・ハウスにはユニークな歴史がある。建てられた当時は欧州一を誇る豪華なホテルだったが、第二次世界大戦中、イタリア人やユダヤ人等の難民キャンプになって荒廃してしまった。戦後スイス人達が中心となって世界の和解のために役立てようと、徹したボランティア精神でこのホテルを復興した。そしてマウンテン・ハウスは彼等により1946年以降、MRAの創始者であるアメリカ人のフランク・ブックマン博士に提供され、過去の傷を癒し。世界平和のための国際会議場として使われるようになったのである。戦後まずフランスとドイヅとの和解に始まり、現在に至まで各紛争地域同士との多くの謝罪と和解が行われてきた。毎年7月と8月の2ヶ月間国際会議が開催され、政治、ビジネス、宗教、芸術等多様なテーマで国際的対話が持たれている。
この恵まれた大自然の中で、たとえ敵対国同志の人々でも共に祈り、共生していると不思議とお互いに心が和み、'話し合えるようになる。その根底には、ブックマン師による(MRAの精神)朝各人が静かな時間(早朝静思)を持ち、心の内なる声を聞くこと、また「一本の指で人を指差したら、3つの指が自分に向けられている」、即ち他人を変えようと思ったら、まず白分が変わらなけれぱならないという、MRAの精神が活かされているからだろう。
関連:Re: いい人すぎて 「フランク・ブックマン博士」 どうも怪しい
http://www.asyura2.com/0505/idletalk13/msg/140.html