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2005年04月18日(月)
反日デモに「原因よくわかる」 カストロ議長
キューバのカストロ国家評議会議長は17日、全国で実施された地方議員選挙の投票のためハバナ市内の投票所に姿を見せ、外国報道陣の取材に約40分間応じた。反日デモが広がる中国の状況をどう見るかとの質問に、中国の国民が歴史に敏感で対米依存を強める日本の姿勢にも反発しているためだと指摘、「われわれも(米国から)独立した日本を望んでいる」と述べた。
議長は今夏で79歳。昨年10月に演壇から降りる際に転倒して右腕と左足を骨折、一時は車いす生活だったが、時々側近に支えられる程度で1人で歩き回った。投票所の7段の階段を手すりをつかみながら自力で下り、待ち受けた報道陣の質問に弁舌も滑らかに答えた。
中国の反日デモについて、議長は「とても残念なことで関係改善に力を尽くしてほしい」としつつも、「原因はよく理解できる」。歴史問題のほか、台湾に武器を輸出している米国の「ナンバーワンの同盟国」に日本がなっていることに反感があるとの見方を示した。
中国は昨年11月、胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席がキューバを訪問して幅広い経済協力協定を結んだ。実弟のラウル・カストロ第1副議長は現在、中国を訪問中。議長は「中国は今や世界経済の主要な機関車だ」と持ち上げるなど、中国の存在感はキューバでも増している。
この日の選挙は市区レベルの地方議員を選ぶ。各地区で最低2人が推薦され、全国で約3万3000人が約1万5000のポストをめぐって有権者の審判を受けた。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20050418/K2005041801090.html