ここで反戦平和を呼びかけている人々の中には
「自国が戦争しなければ平和が守れる」
「自国が武力を放棄すれば平和が守れる」と
思い込んでいる人がいる。

『平和』とは状態を表す言葉であり、その反対は『無秩序』である。
『戦争』とは政治的手段であり、その反対は『話し合い』である。

戦後、今まで戦争をしなかったのは憲法のおかげではなく、日本が自衛権を行使する必要がなかったからだ。

元来自衛権とは、どの様な形であれ、どんな国にも保障されている。
個別での自衛と集団での自衛に概念仕分けなど国際法上ない。

平和憲法があったから戦争に巻き込まれなかったというのは妄想である。
そんな憲法が在ったって、ミサイル一発で平和は崩れる。（同時多発テロのように）

戦後、冷戦という戦いがあった。
その間日本が戦争せずに済んだのは憲法のおかげではなく、自衛隊があったからであり、アメリカが核で日本を守ってきたからである。

話し合いでの解決を約束はされていない。
中国は日本にたいし、数十発の核を向けている。
政治的手段として、戦争を放棄していない。

平和とは秩序が維持されているという状態だ。
秩序を維持する為には、国内に対しての警察、国外に対しての軍隊という２つの武力が必要だ。
国内での色々な事件でも秩序は乱される。
国外からミサイルが打ち込まれたり、軍隊が攻めて来ても平和は失われる。
武力で国の内外を守り、法が遵守されている状態、それが秩序が維持された平和な状態である。

謝罪で平和が保たれるとする愚考の輩には、現状を認識できていないという、最大の欠陥がある。
現状の概略は上で示した。

日本は、軍拡や憲法改正などをせずに、集団的自衛権を保全、拡大するべきだ。
有事の際、どの国からも援助がなければ、国家は維持できず、平和ではなくなる。
一部暴徒化した、あのデモこそ無秩序の体現であり、平和を欲するなら、まず秩序を取り戻さなければならない。
そのための行動を中国に求め、原状回復をもって、政治での決着がなされるのが正しい。

ちなみに謝罪とは政治的手段の中の話し合いの一方法論にしかすぎない。

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