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何故かと言えば、米国はイラクで手を焼いて、軍事作戦で失敗し、
傀儡政権を看板としてでっち上げ、
その実は退却であるところの「名誉在る撤退」を考えているのであろう。
その為には妥協も考えているであろう。
軍事的成果の上がらないイラクからは手を引いて、
軍事的成果の上がる地域で戦争を始めて「経済の活性化」を図りたいと考えているだろう。
戦争経済を続けなければ、米国の「消費だけの経済」は失速する。
戦争を行って、地域分割と言う戦果の上がる地域で戦争を行って成果を獲得する事が望ましい。
アジア地域はこの様な目的の為には、「白羽の矢」を立てるのには打ってつけの地域である。
「中国分割」、「北鮮解放」、「ミャンマー転覆」、「印・パ領土争い」、「各国の資源争い」。
これ等のどのテーマも戦争に誘導する事が出来る。
アジアでの戦争の発生は、米国経済を救い、覇権の防衛と拡大をもたらす。
首尾よく行けばのことではあるが。
チャイナから領土を切り取り、分割し、日本に戦争参加をさせて経済的にさらに疲弊させて技術を搾り取れば、アジアでの米国覇権の邪魔をするものはいなくなる。
かくして東アジアからさらにインド洋沿岸までを「植民地化」する事が可能だ。
日本の産業界と財界の上部の者達の中には、
日本の産業の中から米国の産軍複合体を造り出そうと考えている者達がいるだろう。
国がどうなるかを考える事が出来ずに、
「戦争に追随して行けば、産業は興隆するだろう、儲けのチャンスの到来だ」
と考えているのだろう。
しかし、それは先の大戦の敗戦による経済のパンクへの道である。
今や世界の人民は総てが、日本人以外は侵略戦争にはあくまでも抵抗する人民ばかりである。最早、侵略戦争は勝利できない時代になった。
大国の中で最も幸福でありかつ不幸な国は残念ながら日本である。
現在の世界経済の有り様も戦争の行く末も判らず、理解できず、
目先の金勘定に目が行くだけの者達の妄動だけで政治が動いている。
自衛隊がイラクからの撤退が現実の事となったら、更に警戒心を高めなければならない。
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