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「6者」決裂なら安保理協議 北朝鮮の核、ロシアも同意
2005年05月01日13時07分
北朝鮮の核をめぐる6者協議が決裂した場合、国連安全保障理事会で制裁を協議することについて、ロシアが米国に同調する意向を水面下で伝えていたことがわかった。米国は現時点では6者協議の再開を目指しているが、現状を「座視しない」(ライス国務長官)との立場。北朝鮮に圧力を加えるか国連での協議に応じるか、中国に二者択一を迫る構えだ。
米政府高官を含む複数の6者協議関係者が明らかにした。同高官は「ロシア、英国、フランスは北朝鮮の核問題を安保理で協議することを認めている」と明言。「中国はまだ反対している」と述べた。安保理常任理事国5カ国のうち、中国を除く4カ国の足並みがそろった形だ。
同高官はまた「米国は6者協議の行方を見守ろうという立場だが、最終的には(国連での協議が)避けられないと思う」との見方を示した。
ブッシュ米大統領は28日の記者会見で、6者協議の再開を目指す姿勢を見せたが、「将来の選択肢」として国連安保理にも言及。強引に安保理での協議は求めない考えを示す一方、「日本や韓国の友人たちとの連携を継続する。プーチン・ロシア大統領も利害を理解している」と発言している。
米国は、「北朝鮮は6者協議に戻ってくる」という中国の説明を受け、いまは北朝鮮の出方を見極めているところだ。しかし、北朝鮮でプルトニウムの抽出につながる原子炉の停止に続き、核実験の準備を思わせる動きなども伝えられている。
米国は中国に「北朝鮮への支援の縮小」(米政府高官)などの圧力を求め、それでも北朝鮮が6者協議への復帰に応じなければ安保理へ、と中国を説得する構えだ。
http://www.asahi.com/international/update/0501/002.html