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セベロ・モト(赤道ギニア亡命政府)現る:「スペイン政府が私を殺そうとした」
4月27日付のスペインABC紙(電子版)です。大体の内容をかいつまんでお知らせします。
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http://www.abc.es/abc/pg050427/actualidad/nacional/nacional/200504/27/severo_moto_guinea_gobierno_croacia_lider_opositor.asp
『セベロ・モト、クロアチアに現れ、スペイン政府が殺そうとしたと言う』
ザグレブ
赤道ギニアの反政府勢力リーダー、セベロ・モトは1ヶ月間行方不明になっていたが、ザグレブに逃げており、クロアチアの週刊誌「Globus」が彼とのインタビューを掲載した。
「スペインは私が赤道ギニア大統領になる際に何も要求できないことを知っている。」モトは「Globus」に語った。モトの家族は先週彼が行方不明になっているとマドリッドで訴えた。彼は以前からクロアチアで武器を購入している、という見方もある。
彼は3月20日以来、「クロアチアの友人」の助けでニュー・ザグレブに隠れていた。モトは、スペインの諜報機関と政治・経済関係者が、石油採掘権を手に入れるために、元スペイン領の赤道ギニアの現政権と良好な関係を保っている、と語った。
「独裁者オビアングが私を殺したいと思っている。スペイン政府は石油会社レプソルのために多くの努力を払い、独裁者オビアングの願いを聞き入れた。」「私は権力を手に入れるためにクーデターを必要とはしない。選挙で十分に勝てる。」モトはこのようにインタビューで語った。
そして、スペイン政府は最初は都合よく扱い、スペインとギニアの良い関係のために障害を取り除こうとし、そして殺すぞと脅迫し、最後には暗殺を計画した、と彼は強調する。「私はじきにスペインに戻るだろう。もし彼らが私を殺すなら誰がやったのかみんなに分かるだろうから。」
彼は昨年の赤道ギニアのクーデター未遂事件との関連を否定し、「マーク・サッチャーとは全く面識がない。また武器を買うためにクロアチアに行ったことなど一度も無い。」と語っている。
【抄訳、終り】
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この件に関しては下の阿修羅投稿を参照してください。
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http://www.asyura2.com/0502/war69/msg/564.html
「赤道ギニア亡命政府」セベロ・モト行方不明:暗殺の可能性も
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昨年3月に起こったクーデター未遂事件に、当時のアスナール内閣が深く絡んでいることは様々な方面の情報から明らかですが、アスナール政権から匿われていたモトがこれに絡んでいなかった、と考えるのは余りにも不自然でしょう。
しかし、その失敗を受けて、この事件の黒幕である国際石油資本(その一角にスペインとアルゼンチンの合弁企業レプソルYPFがある)は方針転換をし、とりあえずオビアング現政権を利用しよう、ということになったようです。元スペイン領西サハラ問題でもサパテロは彼らに忠実です。
ただセベロ・モトが今回「スペイン政府が自分を殺そうとした」と言っているのは恐らく狂言でしょう。彼らはいつでも方向転換してオビアングの追放を画策できるわけで、そのためには「亡命政府」をつぶすようなことはしないでしょう。
ただ昨年のクーデター失敗以来、おそらくモトの態度が悪くなってきたため、あるいはクロアチア・マフィアとの関係がヤバい線まで深まったため、中央情報局(CNI)は「首の挿げ替え」くらい企んでいた可能性はあります。その不審な動きを察知して、殺されないように一芝居打った、というところではないか、と思います。