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□日本占領と沖縄の現実 辺野古発/イラク人の反応 [アラブの声ML]
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/543
日本占領と沖縄の現実 辺野古発(AFP 4/18の記事) イラク人の反応
両腕は赤く日焼けし、もみあげとひげは白髪まじりの当山栄さんは、アメリカ海兵隊向け珊瑚礁上の飛行場建設を阻止する戦いの最終決着に備えて覚悟はできている。
当山さんと他の漁師活動家たちが、日本南部の島、沖縄にあるこの村で、夜明けからたそがれ迄、海岸と沖のヤグラ上での座り込みをはじめてから、この火曜日で一年になる。
グリーンピースは、海牛(かいぎゅう)としても知られ、絶滅の危機に瀕している海洋哺乳類ジュゴンの、かけがいのない餌場であるこの美しい、エメラルド・グリーン色をした太平洋岸の海を守る戦いに参加している。
「どんなに大変でも建設は止めさせます。連中には決してここに基地を作らせません」と海底を調査するために設けられた四本の鉄パイプ製ヤグラを用心深く見つめながら、当山さんは言う。
「リグ上の仲間は疲労の極限に近づいています。ここ三カ月が山場になるでしょう」日本政府側が間もなく活動家たちを追い出そうとすることを予期している当山さんは言う。
アメリカ海兵隊は、漁村沖の埋め立て地に長さ2.5キロ(1.5マイル)の飛行場を建設する計画だが、これは皮肉なことに、人口密度の高い宜野湾市から軍隊を移転して欲しいという沖縄県人を喜ばせようという努力の一環なのだ。
沖縄には40,500人の日本駐留米兵の65パーセントが駐留しており、県民は再三負担軽減を要求しているが、日本の他地域は米軍受け入れを拒否してきた。
1996年アメリカ軍と日本政府は普天間飛行場を宜野湾から辺野古に移転することに同意したが、抗議行動に直面して、米軍は、地元の声に耳を傾けること、また東京の政府が望む場所ならどこへでも作ることを強調した。
しかし、焼けつくような太陽のもとで座り込みをしている、多くの老人を含む何十人もの男女は、政府による建設をただ食い止めているだけではない。
「海洋保護区は海兵隊用ではない。ジュゴンを救え。」とヤグラの横断幕には書いてある。「戦争反対。基地反対」
「我々が大変だろうかと思われるかね?連中が基礎ボーリングをするのを阻止した昨年9月のカヌーの戦いをみりゃよかったさ。」とヤグラ上の年配女性が言った。
「数カ月で終わるだろうと思って参加したのさ。それがもう一年にもなるので、毎日の戦いを続けるには、金を借りて夜中に働かなけりゃならないよ」と彼女は言う。
当山さんは双眼鏡で海を凝視し、携帯無線機でヤグラにいる仲間の活動家と話し、政府の船が近くに来ていないことを確かめる。
「イラクに兵士を派遣する米軍基地を日本が受け入れるのを認めることで、無辜の人々を殺す側の一味にはなりたくないのです」と当山さんは言う。
沖縄は1945年の血なまぐさい戦いでアメリカに占領され、ようやく1972年に日本に返還されたが、それゆえ県民の中には朝鮮戦争とベトナム戦争で、米軍を派兵する基地であったことに憤懣を持つむきもある。
県庁職員たちは言う。日米同盟のおかげで、県庁職員は県民と対立させられる立場におかれ、苦しんでいる。
「これまでの首相達が、従来決して沖縄における米軍縮小を進めず、我々だけに全ての負担を負わせていることに怒っています」と那覇にある沖縄県庁職員は言う。
「理想は沖縄から基地を全く無くすことですが、日米の協定があるので、行政側としては、辺野古の工事を止めるとは言えないのです」と彼は言う。
地域紙によって8月に行われた最近の世論調査では、沖縄県民の80パーセントは普天間飛行場を辺野古に移転することに反対だった。
熱帯の魚と海草を獲るという生計の手段を失うことを恐れて、漁師たちも抗議行動に参加している。
漁師たちは活動家たちを船に乗せて海岸とヤグラの間を行き来し、政府が無理やり追い出そうとした場合に彼等を守るべく、日中は海上にとどまっている。
「四カ月これをやってきたが、もう借金せずには暮らせなくなってきたなあ」陽に焼け、潜水服姿も筋骨逞しい61歳の漁師、山城義勝さんは言う。
「だが若者たちが抗議に参加してくれるのを見るのは素晴らしいことだ」と彼は言う。
抗議行動に参加している若者の中には、これまで定職にはついたことがない23歳の西原ルカ?さんがいる。彼は9月に母親と一緒に米軍が海軍と空軍両方の基地を有する神奈川県からはるばるやってきた。
「ジュゴンのことを聞いてやって来ました。ここにいる間パートで食いつないでいます」と彼は言う。
沖縄の反米抗議行動は、1995年に三人のアメリカ海兵隊員が12歳の少女を輪姦した後で燃え上がったが、昨年米軍ヘリコプターが普天間飛行場近くの大学の構内に墜落して新たな怒りが燃え立った。
原文Web
http://iraqtunnel.com/php/index.php?showtopic=624
訳注:
名前の漢字は想像によるものです。ひらかなやカタカナよりも読みやすいので。
参考web 「シンさんの辺野古日記」
http://diary5.cgiboy.com/2/henokonikki/
写真に写っておられる方は「当山栄」さんという方と違うように思えます。当山栄さんの活動については例えば下記を。
http://www.jca.apc.org/HHK/Kokaishinri/8th/Toyama8.html
余計なコメント:
Webで見ると、沖縄タイムスも琉球新報も、大手マスゴミとは質の違う報道をしているようです。
憲法については、壊憲でなく、実現を、安保・日米地位協定については、改定なり廃棄を目指して。
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上記はgooseさんの労訳とコメントです。
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この記事は掲示板付きアラビア語サイトのイラク・パトロールに訳文が掲載された。
【読者からの書込み】
米軍の占領支持者の多くが「日独は英米の占領下で、発展、繁栄したのだから、発展を望むなら占領を受け入れよ」と主張するが、馬鹿げた考えだ。歴史上の事実として、日独は第二次世界大戦以前には科学の面で米国に勝っていた。米国は戦後、諸工業や軍事面でドイツ科学者の頭脳を求めた。日独が復興したのは、米国人に頼らない彼らの技能、知識の高さだ。米国はラテン・アメリカやフィリピンなど多数の後進国を占領したが、これらの諸国は現在まで遅れたままだ。
【別の読者の書込み】
日本は未だに米国の占領下にある。その上、かつては日本人の象徴とされて来た価値観や倫理観などの特質を喪失し、腐敗が蔓延するようになった。
誰が日本と他の民族を救うのか? その答えは、崇高なイラクと、神と祖国、アラブ共同体に忠実なイラク人だ。
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【短報】
*イラク抵抗勢力とアフワーズ再生隊(反イラン武装組織)、ムジャーヒディーン・ハルク(同)が歴史的な強調協定締結 「im」
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDNews=63526
*イラク抵抗勢力、サマーワの英軍基地近くで26日に低空飛行中の英軍無人偵察機を撃墜 サイイド・ハーディー村に落下 ロケット弾の発射音が聞かれなかったので故障による落下の可能性もある 「国営クウェート通信」
*イラク中央銀行、イスラム法の原則に則る無利子のイスラム銀行設立を認可 預金受け入れなど銀行業務と投資が主要業務 「qp」
*米軍発砲で負傷した伊女性記者ズグリナ:米軍の責任回避声明はイタリアに対する冒涜 「伊のラ・リポビリカ」
*アンケート:イスラエルを支持するスウェーデン人は8%(2004年の調査) 49%(1960年の調査) PLOへの不支持率は83%(2004年) 74%(1973年) 「スのダギンス・ナイヒテール(発音不確か)紙」
*シリア軍、侵入者を支援してイラク軍に発砲 「AFP」
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破壊米軍車両写真2枚
http://www.abolkhaseb.net/images/mortar-attack/us-humvee-260405.htm
アラブの声ML 齊藤力二朗
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/