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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2004/04/24 [イラク情勢ニュース] 「自由を愛する」米軍はジャーナリストを拘束
http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000885;jsessionid=yul7rt16b2
URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2005/04/26(火)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆レジスタンス・レポート 4月24日
・カイム: 傀儡(かいらい)兵121人が戦場から逃亡
・言論の自由を行使して連行されたイラク人ジャーナリスト
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☆★4月24日 日曜
IraqiResistanceReportforeventsofSunday,24April2005
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http://www.albasrah.net/moqawama/english/0405/iraqiresistancereport_240405.htm
★アンバル州 Al−Anbar Province
◇カイム: 傀儡(かいらい)兵121人が戦場から逃亡
121IraqipuppettroopsfledfromBattleofal-Qa’im
イラク傀儡軍の広報官は24日、121人の兵士が最近のカイムにおけ
る戦闘で戦場から逃亡したことを認めた。カイムでは彼らは米侵略者の
再侵攻を支援していた。
その記者会見は、侵略者が「グリーン・ゾーン」と呼ぶ共和国宮殿のコ
ンベンション・センターで開かれた。グリーンゾーンには米占領当局の司
令部が置かれている。イスラム・メモの記者が同所で開かれた記者会見
に出席し、「イラク国防省」のナジム・アル・カラヒ少将が、2週間前にカイ
ムの戦場から離脱した121人の傀儡兵のなかには複数の将校も含まれ
ていることを認めた。この司令官は、彼らの戦場離脱の原因が必要な軍
事装備を与えられてないことだったと述べた。
この傀儡軍司令官は、アメリカ軍は空からの支援も受け、最良かつ最
新鋭の装備をもっているにもかかわらず、米軍自体もレジスタンスとの戦
闘においてかなり苦戦していると述べた。同司令官は傀儡軍兵士が戦場
から逃亡したことへの批判に対する弁解として、アメリカ軍も戦闘期間中
は数カ所で制圧に失敗したことを指摘した。
★バグダッド Baghdad
◇言論の自由を行使して連行されたイラク人ジャーナリスト
Iraqijournalistsarrestedforexercisingfreedomofspeech
イスラム・メモは米軍が2人のイラク人ジャーナリストを連行したと報じ
た。アンバル州ラマディで発行されている新聞『アル・カリマ』の記者ムハ
ンマド・マフムードと、バグダッドで発行されているスンニ教徒むけ月刊誌
の記者サド・アル・アザミは、先週彼らが発表したすばらしい記事が理由
で拘束されたのである。この連行の背景を明らかにするためにイスラム・
メモの通信員がインタビューした彼らの同僚によると、スパイが2人のジャ
ーナリストの家にアメリカ軍を手引きしたという。
民主主義と自由をイラクにもたらすためにイラクを侵攻したと主張する
アメリカ軍は、ムハンマド・マフムードが書いた記事を理由に彼を連行し
た。それは次のような記事である。
「私の祖父はイラクの民間伝承から、よく、この話を私に話してきかせた
ものだ。昔、3人の若いワルが道ばたに座っていた。彼らはこっちを見つ
めたり、あっちを無視したりしながら時間をつぶし、他方ではなにか面白
いことがないかと夢想しながら、ヒマをもてあそんでいた。そしてとうとう、
彼らは誰が一番のワルかを競うことにした。一番のワルとは、騎士道精
神はさらさらなく、上品さも、脳ミソも、宗教心も持たないようなヤツのこと
だ−−そこで3人はワルぶりを競う汚いゲームを始めることにした。」
「まもなく盲目の老女がやってきた。彼女は足を引きずって歩いていて、
周囲のものが何も見えなかった。1番目の若者が声をあげた。『俺のやる
ことを見てろ!』−−そう言って彼は老女の方へ行くと、ありったけの力で
彼女の背中を叩いて背骨を折り、殴(なぐ)り倒してしまった。彼はエラぶ
ってせせら笑いながら仲間の後ろに気取って歩いていった。」
「しかし二番目の若者は、『俺ならもっと悪いことをするぜ』と宣言し、地
面に倒れている老女の方へ歩み寄った。彼は彼女をふたたび殴ったあ
と、その衣服を引き裂いて、まる裸(はだか)にした。『見ろよ。俺さまが一
番のワルだ!』と言いながら、彼は誇らしげに仲間のところに戻った。」
「3番目の若者はすぐに、『いいや! 俺の方がお前らよりもワルだな』
と言い放った。『なんでだよ?』 と仲間が文句をつけた。『こういうことさ』
と彼は言った。『その老女は俺の母親だ。その女が俺を産んだんだ』。」
ムハンマド・マフムードは祖父から聞いた話を紹介し、お終(しま)いにこ
んな論評を加えた−−「さて皆さん、この話に出てくる『俺の母親』という
言葉を『イラク国民』に置き換えて少し考えてみよう。アメリカ人がイラク国
民を殴り、名誉に泥をぬり、血まみれにしているのに、私たちはじっと座っ
て、ちょうど一番のワルのようにそれを眺めている」。そして引用された詩
の2行連句がこの記事の結論となっている。
「生きている者に呼びかけるなら返事もあろうが、
呼びかけたところで、生きている者はいやしない」
24日に連行されたもう一人のジャーナリストであるサド・アル・アザミも
自由な主張をおこなったために連行された。つまり、アメリカ軍が彼の記
事をアメリカに対する憎しみと敵対心を刺激するものだと判断したのであ
る。
サド・アル・アザミの攻撃的な評論は、次のような記事であった。
「かつてアラブ人は盗賊から財産を守るために、玄関先で番犬を飼って
いた。特にベドウィンはそのような習慣をもっていた。しかし、一人の盗賊
が盗みに入ろうとする家に番犬がいることを知って、塀(へい)越しに犬の
喜びそうな肉を投げ入れて注意をそらし、番犬を役に立たなくさせた。そ
こで盗賊は塀を乗り越えて家に侵入し、ぞうさもなく盗みを働くことができ
た−−エジプトに伝わる話である。」
アル・アザミはさらに書く−−「私が恐れるのは、読者に不快感を与える
比喩(ひゆ)で申し訳ないとは思うものの、この話が私たちのことを指して
いて、私たちがこの番犬のようになってしまっていることである。占領軍は
イスラム的な考え方とは異なる別物の『民主主義』という言葉で私たちを
喜ばせ、コーランで神が禁じた状況に女性たちを追い込もうとしている。
彼らは魅惑的な報酬で私たちを惑わしておいて、その後にイラクにやって
きて盗みを働いた。そのうえに彼らは、イラクから石油とガス、水銀その
他の天然資源を強奪しているのである。犬は肉を食べるが、1時間もす
ればまた腹が減る。しかしアメリカの盗賊は、私たちの祖国から望みどお
りの品々を手に入れてから出ていくだろう。」
「兄弟、姉妹たちよ、それはちょうどアラブ人が遠い昔に言っていた格言
と似ていないだろうか。『ボケた男がしっかり者になるとか、臆病者でもい
ざとなれば勇敢な男に変身すると期待するのは、1本のマッチで2度火を
つけることができると夢想することに似ている』」。
これらはムハンマド・マフムードとサド・アルアザミがみずからの自由を
代償として書いた記事であり、「民主的」で「自由を愛する」アメリカ人によ
って人々が拘束されるのは日常茶飯事のこととなっている。彼らがみず
からの見解を表明することがいつまでできるかは、神のみぞ知る。
★アンバル州 Al−Anbar Province
・ラマディ: 米軍検問所に自爆車両、米兵9人死亡
・ヒート: レジスタンスが迫撃砲で米軍基地攻撃
・ハスワ: レジスタンスの地雷で海兵隊パトロール死亡
・ファルージャ: 傀儡(かいらい)軍が待ち伏せ受ける
★バグダッド Baghdad
・アブグレイブ: 待ち伏せを受け米軍装甲車が炎上
・サダム国際空港の米軍基地にミサイル攻撃
・言論の自由を行使して連行されたイラク人ジャーナリスト
★サラハッディン州 Salahad-DinProvince
・ティクリート: 警察学校で米兵4人、傀儡警官10人死亡
・バラド: 暗殺を企むバドル旅団の工作員が殺される
★ディヤラ州 DiyalaProvince
・バクーバ: レジスタンスが無人偵察機を撃墜
★ニネベ州 NinwaProvince
・モスル: 道路脇爆弾で米兵6人死亡
・モスルの病院から米軍に拘束されたAPカメラマン釈放
★タミン州 At-Ta’mimProvince
・キルクーク: レジスタンスが米軍基地をミサイル攻撃
★バスラ州 Al-BasrahProvince
・バスラ: 道路脇爆弾でイギリス兵3人死亡
・傀儡軍と警察がスンニ派を逮捕し宗派間紛争を挑発
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