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http://cnn.co.jp/world/CNN200504200011.html
旧日本軍による被害訴え、賠償請求権を高裁認めず
2005.04.20
Web posted at: 16:40 JST
- CNN
東京(CNN) 旧日本軍による南京大虐殺や「731部隊」による人体実験の被害を受けたとして、本人や遺族の中国人10人が日本政府に総額1億円の損害賠償と謝罪を求めていた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(門口正人裁判長)は19日、「国際法上、被害者個人が交戦国に直接賠償を求める権利はない」として、請求を退けた一審判決を支持、被害者側の控訴を棄却した。原告は上告する方針。
原告は、南京大虐殺で重傷を負い、昨年12月に死亡した男性や、731部隊の被害者遺族ら10人。損害賠償のほか、日本政府からの公式謝罪を求めている。
判決理由で門口裁判長は「ハーグ陸戦条約は被害者個人の請求権を認めていない。また、当時そのような国際慣習法も成立していなかった」として、原告の請求権を否定した。
1999年9月の一審判決は、今回と同様に原告の請求権を否定し訴えを棄却する一方、原告の夫が731部隊に送られて殺害されたと、被害事実を認定。日中戦争について「弁解できない侵略行為だった」、日本政府は「真摯に謝罪すべき」などと踏み込んだ指摘をしていた。
731部隊については、中国人180人が日本政府に損害賠償を求めた訴えで、02年に東京地裁が日本の裁判史上初めて、731部隊による細菌戦の実施を事実認定。賠償請求は棄却したため、原告は東京高裁に控訴している。