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自衛隊:
来月の米・タイ合同軍事演習に正式参加
大野功統・防衛庁長官は19日、閣議後の会見で、自衛隊が毎年タイで米・タイ両国が行っている多国間合同軍事演習「コブラ・ゴールド」に初めて正式に参加することを明らかにした。シンガポールを加えた4カ国が正式参加国。同庁内局、統合幕僚会議事務局、陸海空自衛隊の約25人が5月2〜13日の指揮所演習に加わる。
同演習はこれまで、地域紛争の際の治安維持などを想定してきたが、今回は特に昨年12月に発生したスマトラ沖大地震を契機に、国際的な災害救援活動の演習を実施する。同地震の被災国や救援国約20カ国や国連などがパネルディスカッションし、また指揮所演習には約10カ国がオブザーバー参加する見込み。
「コブラ・ゴールド」は米・タイ2カ国の演習として82年に始まった。参加国も増え、米国の地域安保戦略の色合いが強まっている。集団的自衛権論議とのかかわりから、防衛庁は01年からオブザーバーとしての参加にとどめてきたが「今回は多国間の災害救援活動にかかわるものであり参加は有益。来年以降は演習内容、シナリオによって判断する」(同庁訓練課)としている。【滝野隆浩】
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050420ddm012040144000c.html