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(回答先: イタリア首相が辞表提出へ 新内閣の樹立目指す [ベルルスコーニが辞任?] 投稿者 かずや 日時 2005 年 4 月 19 日 13:03:42)
イタリア政界、大混乱 ベルルスコーニ首相、辞表出さず
2005年04月19日10時22分
http://www.asahi.com/international/update/0419/005.html
政権存続の危機を内閣の一新で乗り切るため、大統領に辞表を提出するとみられていたイタリアのベルルスコーニ首相は18日夜(日本時間19日未明)、一転して「辞任しない」と態度を変え、イタリア政界は大騒ぎになっている。連立与党の幹部らは、突然の翻意に「何が起きているのか」と戸惑いを隠さない。解散、総選挙を求める野党側からは「恥さらしだ」と怒りの声があがった。
辞任観測の発端は今月初めの地方選。同首相率いる中道右派連合が大敗し、4党でつくる与党連合のひとつ「キリスト教民主・中道連合(UDC)」が内閣の一新を求めた。首相は拒み、15日にフォリーニ副首相ら4閣僚が辞任し、内閣を離脱した。
UDCが連立を離れると、連立与党は上下両院とも過半数は確保できない。UDC幹部は「閣外協力は続ける」と言ったが、与党内では解散、総選挙の危機感が一気に高まった。
18日に同首相は、UDCのほか与党の各幹部らと相次いで会談した。地方選で大勝した中道左派連合は、勢いに乗って早期総選挙を求めている。首相は来春に任期満了を控えているので、早期の解散、総選挙という「危機」は避けたい思惑だ。
この日の会談後、UDC幹部は「取引は成立した。危機は回避された」と、UDCの要求が受け入れられたことを示唆。会談に同席した別の連立与党「国民同盟」党首のフィーニ副首相兼外相も、「今日中に首相は辞任し、直ちに新たな組閣を行う」と発表した。
同首相は「内閣を一新する」で合意したとされ、チャンピ大統領に辞任を表明するとみられていた。会談後、首相は大統領府に向かった。イタリアでは大規模な内閣改造の際、議会の解散権を持つ大統領に首相が辞表を提出し、再指名を受けて組閣する。
しかし、大統領と会談を終えた首相は辞任していないことを記者団に明かし、「驚いたかい? 今度は私が驚かす番だよ」と、はしゃいだ様子だった。内閣改造については「議会がどう反応するか、見てみよう」と述べた。
首相の「迷走」に、最大野党の左翼民主党のファシノ書記長は「政権の危機は、破廉恥な茶番に転じた。首相は与党連合と国家を馬鹿にしている」と強く非難。大統領は同日夜、「首相に対し、すぐに議会に状況を説明するよう提案した」との声明を発表した。地元メディアは、同首相が今週中に議会に政局運営などについて説明し、内閣信任投票に持ち込む可能性がある、と伝えている。