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□米国が日中間の対立を陰で煽動 アラブの大学教授の視点 [アラブの声ML]
http://groups.yahoo.co.jp/group/voiceofarab/message/527
米国が日中間の対立を陰で煽動 アラブの大学教授の視点
最近の日中間の軋轢をアラブの識者はどのように見ているのか? 比較的穏健な主張と慎重な報道姿勢で知られる15日付のネット新聞、イスラム・オンラインは、アラブの大学で教鞭を取る外交問題専門家の2人の意見を伝えた。
両国の軋轢の現状と背景を1ページ半に渡って縷々説明した後、国立カイロ大学政治経済学部で大国の対外政策を講義するムハンマド・フセイン博士の解説が登場する。博士は15日、イスラム・オンラインの記者に次のように説明した。
米国は事実上の覇権という自国の利益を実現するために、事態を悪化させる方向に日本を導き、中国の耳元で両国の情勢が炎上し続けるように囁いている可能性がある。米国は表面上の態度とは異なり、日本の国連安全保障理事会の常任理事国入りに実は反対なのだ。理事国が増え米国の覇権の減少に繋がることを米国は望まない。
中国と日本の現在の緊張関係は、アラブ・イスラム世界に大きな影響を与えないが、我々は一方の国の機嫌を損ねないように注意し、国連など国際的な枠組みの中で緊張関係を修復するようアドバイスをし、我々の経験を伝えることで、両国を取り込むよう努めなければならない。
エジプトのヘルワーン大学国際関係論教授のジハード・アウダ博士も、次のようにフセイン博士と同様な意見を持つ。
米国と日本は戦略的な同盟関係にある一方、米国政府は中国の力と規模を十分に認識しているので、中国との関係保持を望んでもいる。そのため米国は表面上、両国の仲裁をしているように見せかけ、陰では緊張関係を煽動しようとしている。
緊張が起きた時期は、国際情勢と連結しているのであって、特定の理由があるわけではない。どの国も他国を犠牲にしても、地域の自国勢力を拡大しようとするものだ。
両国の緊張が、アラブ世界にまで直接的な悪影響を及ぼすとは考えにくい。理由は、両国がアラブ世界でビジネス上の競争をしていないからだ。また、欧米のような世界的な勢力が果たしているようには、日中いずれも、アラブ地域で大きな、或いは実質的な役割を演じていないし、アラブとイスラエルの紛争に果たす役割も見られない。
アラブ世界は自国の政権確立に傾倒しており、現在のアジアの隣国同士の紛争に何らかの役割を演じるとは考えにくい。
http://www.islamonline.net/Arabic/news/2005-04/15/article10.shtml
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日本政府は、和平会談を日本で開催すべくパレスチナとイスラエルを日本に招待している。
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【短報】
*イランの米国籍反体制派、ムジャーヒディー・ハルクの政治部門「イラン抵抗愛国評議会」の会長、イランが民主化されるように米欧に支援を要請 「通信各社」
*イラン南西のアハワーズ(イラク国境近くでアラブ系住民が大部分)でアラブ民族主義を滅ぼすイラン政府の計画に反対して4千人のデモ イラン治安軍と衝突 政府の建物や銀行のガラスを壊す 数百人が拘束される 「アハワーズ・ニュース」
*サダム弁護団のハサーウィナ団長:依頼人のサダム大統領への訪問に協力しなかった国際赤十字(本部ジュネーブ)を今月中にフランスの裁判所に提訴する 「サウジアラビアのアッリヤード紙」
*任期終了のイラク司法相:刑務所が満杯で収容人員を増やすために40億ディナールで建設 「アシャルク・アルアウサト」 【米軍はサッカー場や空港など広い場所を刑務所にしてきたがそれでも足りない】
*シスターニ、統一イラク名簿選出議員は憲法制定に専念すべきで大臣に就任しないよう願う 「qa」
*暫定統治評議会の元メンバー、アドナーン・パチャチ独立民主集団党首は選挙で負け副首相にもなれなかったのでイラクにとどまる理由が無くなり、イラク国内の14事務所を畳み党機関紙「アンナハダ」を閉刊し元住んでいたUAEに帰国 支持者は他政党の門を叩き一部は宿敵チャラビ陣営に参加 「qa」
*人権連帯国際連盟と拷問撲滅世界機構の年次報告書:90カ国約200人権NGOの1154人の活動家がテロ撲滅の口実で拘束されている コロンビアやネパールなどで人権擁護者は反乱者、テロリストと呼ばれている 「エジプトのアル・アハラーム紙」
アラブの声ML 齊藤力二朗
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