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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050414AT2M1401X14042005.html
【バーレーン=加賀谷和樹】イラクの首都バグダッドの内務省付近で14日午前、爆薬を積んだ2台の自動車が立て続けに爆発し、AP通信は内務省の情報として18人が死亡、36人が負傷したと報じた。ともに自爆テロとみられる。イラクでは新たな移行政府の発足に向けた組閣作業が大詰めを迎えており、民主化計画を妨害する勢力の犯行とみられる。
死傷者は警察官やごみ収集の労働者などとみられる。最初の爆発は渋滞の中で起き、15台以上の車が破壊された。高速道路警備隊を狙ったとの見方もある。現場は米軍管理地域に近く、バグダッド大学、オーストラリア大使館などがある。
一方、北部の油田都市キルクーク南方では14日早朝、2台の車に分乗した7人の武装勢力が警察署を襲い、警察官ら6人を殺害した。この事件でイスラム武装組織「アンサール・スンナ軍」の犯行声明がウェブサイトに流れた。同組織は声明の中で、国際テロリスト、ザルカウィ容疑者の武装組織「イラクの聖戦アルカイダ組織」と協力関係にあると明かした。 (20:00)