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(回答先: 核テロ防止条約採択へ 国連総会 (asahi.com) 投稿者 彗星 日時 2005 年 4 月 13 日 22:12:13)
>条約は国家以外の組織や個人が核兵器を使ったり、原子力発電所や原子炉などを標的にしたりする攻撃や、核物質を使った脅迫に対して、犯人の引き渡しや訴追を各国に義務づけている。さらに、情報の交換と協力を求めている。
1.「国家」こそが最大の核兵器の保有者ではないのか?(米露英仏中印パ+イスラエル?)ウランの採掘場や原子力施設といったものが、私企業や私立大学の所有物を含めてどの国でも例外なく「国家権力」の管理・監視の下に置かれている(かつ非核保有国のそれらはIAEAの査察にも晒される)現状では、原材料を保持する大元である「国家」を規制しないでどうするというのか?
2.また「テロ」や「テロリスト」の定義自体が曖昧なままだ。現在に至るまで「テロリズム」を明確に定義した条約(成文国際法)や国連決議は存在しない。
http://www.cosmos.ne.jp/~miyagawa/nagocnet/data/eqbalj.html
http://gc.sfc.keio.ac.jp/class/2003_14134/slides/04/4.html
http://comcom.jca.apc.org/heikenkon/15th_symposium/15_honma1.html
そのように「定義不明」の用語を使っている条約に、いかなる意味があるというのだろうか?これまでの多数の「テロ組織」が、いわゆる大国によって武器や資金の支援を受けてきたこと、また国家権力自体も多くの国々で「暴力による威嚇」を手段として自国あるいは他国の非戦闘員を抑圧しようとしてきた歴史を鑑みれば、「国家権力機構」こそ最大かつもっとも危険な「テロ組織」とも言えるではないか?
結論:核テロを防ぎたければ、その大前提として
(1)核保有国による核軍縮→核廃絶の義務を課し、履行を迫ること。
(2)非核保有国に対しては、改めて厳重な非核保有の義務を課し続けること。
がなければならない、と私は思う。いわゆる「テロ組織」だけに目を光らせているだけではだめだ。「大元」である核物質・核施設、そしてなにより「核兵器」を問題にしなければ。