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04/12 15:50 権限弱まるCIA長官 情報「主役の座」下りる
【ワシントン12日共同】米国で国家情報長官が誕生したことに
より、これまで「世界最強の情報機関」のリーダーとして、情報収
集という陰の分野の主役だった中央情報局(CIA)長官の権限が
大幅に弱まることになる。
CIA長官は、外国の情報収集を行う巨大組織CIAの長である
だけでなく、国防総省傘下の国防情報部(DIA)、国内情報を集
める連邦捜査局(FBI)など、すべての情報機関を代表し、大統
領に毎日ブリーフィングを行う役割を担ってきた。この役割は今後
、国家情報長官に取って代わられ、CIA長官の影響力は確実に低
下する。
これを見越して既に、ラムズフェルド長官率いる国防総省がヒュ
ーミント(人的情報)や秘密作戦部門を強化、FBIも海外での情
報収集に乗り出すなど、CIAの担当分野を浸食する動きが出てい
る。
旧日本軍の真珠湾攻撃を防げなかったことを教訓に一九四七年に
創設されたCIAは、冷戦期に旧ソ連のKGBと激しい〓(始めダ
ブルミニュート)スパイ戦争〓(終わりダブルミニュート)を展開
。レーガン政権のケーシー長官らは情報を武器に強大な権力を振る
った。
冷戦終結後、経済情報などの分野を強化したが、二〇〇一年の米
中枢同時テロ、〇三年のイラク戦争をめぐり、情報収集・分析の失
敗が厳しく批判され、国家情報長官ポスト創設につながった。
20050412 1550
[2005-04-12-15:50]