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米国防長官がイラク電撃訪問、早期組閣促す
【カイロ=柳沢亨之】ラムズフェルド米国防長官は12日、急きょイラクを訪問し、バグダッドで同国移行政府のタラバニ大統領、ジャアファリ次期首相と会談した。
長官は会談後の共同記者会見で、「遅れが起きないことを望む」と語り、両首脳に早期組閣を促したことを明らかにした。1月末の暫定国民議会選から2か月以上たってもまだ実現できていない新政権作りの遅れについて、米国が明確に懸念を示したのは初めて。
これに対し、タラバニ大統領は会見で、今週内の組閣を目指す考えを強調した。
ラムズフェルド長官は会見で、移行政府発足後、内務省や国防省など治安担当省庁で人事の「一掃が行われるのではないか心配だ」と語った。ジャアファリ氏の出身母体でイスラム教シーア派最大会派の「統一イラク同盟」は、旧フセイン政権の支配政党バース党に近い治安担当者が暫定政府の下で採用されたことを問題にして、こうした人物を追放する考えを示している。
長官の発言は、治安改善を最大の課題とする米国が、人事をめぐる混乱で治安作戦に悪影響がでることを懸念していることを示した。
(2005/4/12/21:06 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050412i214.htm