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イラク復興、汚職の拡大警告 NGO聞き取り
2005年04月09日23時49分
汚職監視NGO(非政府組織)「トランスペアレンシー(透明度)・インターナショナル」(本部ベルリン)が、イラクについて「多額の復興資金が流入する一方、汚職がはびこり、史上最悪のスキャンダルとなる恐れがある」と警告している。
世界各国の汚職状況をまとめた年次報告書のなかで述べた。
それによると、04年5月にイラクで聞き取りを行ったところ、対象者の58%が「復興事業にまつわる汚職を聞いたことがある」と答えた。
イラク当局者がわいろを受け取って学校建設の手抜き工事を黙認するといった贈収賄のほか、医薬品など公共物資の横流しもあったという。
報告書は、密貿易や石油利益を特権層が独占した旧フセイン政権時代に「汚職の根」があると分析。宗派・部族による権力分配が行われているが、透明性のあるシステムが確立されていないと警告している。
04年6月まで統治した米英の暫定占領当局についても、米共和党に近い大企業への優先発注、米企業による過大な利益上乗せなど「不自然で透明性に欠ける取引をはびこらせた」と批判した。
http://www2.asahi.com/special/iraq/TKY200504090232.html