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(回答先: 日本のODAは、中国の国力増強と日本の中小企業潰しに使われて任務を終えた。 投稿者 ODA ウォッチャーズ 日時 2005 年 4 月 09 日 01:16:37)
2005.04.05
民間銀行など比でない政府系金融機関の巨額不良債権ーー国際協力銀行、1兆8000億円の不良債権隠し
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/04/post_13.html#trackback
●統廃合でなく、即刻、責任追及を!
この4月1日、内閣府は政府系金融機関の統廃合を検討するため府内に準備室を設置した。
秋までに議論し、基本方針をまとめるつもりだ。
一方、すでに政府系金融機関(国際協力銀行、日本政策投資銀行、住宅金融公庫など計8つ)の貸出残高をGDP比半減させること、また、07年度末までにいまの特殊法人形態を廃止することを決定している。
しかし、そんな悠長なことをやっていていいのか。
というのも、政府系金融機関はいずれも巨額不良債権を抱えており、しかもその額はいまも膨らみ続けているようだからだ。
結局、そのツケは国民に回されるわけで、それを思えば、即刻、厳密な検査を金融庁が行い、その額と原因を国民に公表。そして、責任の所在を明らかにして、責任を取らせるべきだろう。
●国際協力銀行の数々のデタラメさ
金融庁は03年9月から約2カ月、同行の検査を行ったが、その結果、新たに何と約1兆8000億円の不良債権が見つかったという。自己査定分と合わせ、その不良債権額は実に約4兆8000億円。
同行の03年度の融資残高は約20兆5700億円だから、その4分の1近くが不良債権ということになる。
関係者によれば、この新たに見つかった不良債権のかなりはインドネシア向けのようだ。
しかも、その関係者はこう続ける。
「通常、借入人(インドネシア政府)が要注意先や要管理先以下分類になると、特別な担保や保証などの債権保全条件がない限り、新規融資は実行できない。ところが、その後も融資は続けられているんです」
つまり、それだけ不良債権が増えているようなのだ。
一方、今年に入り、同行の融資により、中国・平湖パイプラインが建設されていたことが明らかになって物議を醸している。というのは、このパイプラインは、いま争いになっている、東シナ海の日中中間線にまたがる海底に埋没する天然ガスのパイプラインに接続される計画があるからだ。その融資額は約130億円。
中川昭一経産省の言葉を借りれば、「国民の資金で、日本の資源を中国側の本土に運んでいる」ことになる。
さらに、同行は北朝鮮のために原発を建設する「朝鮮半島エネルギー開発機構」にも融資を行っている。同機構は03年11月に事業を凍結されているが、その後も事業回収の見込みがないのに約20億円追加融資され、その機構向け総額は約1100億円にもなるという。
「中国のパイプライン建設向け融資は、融資実行前に外務省等に意見を求めればよかった。ところが、本来、国民の税金(財投等)を使っているから1円たりとも無駄にすべきでないのに、その逆で、お役所的ぬるま湯体質故にそういうチェックをしない」(前出・関係者)
なお、冒頭の不良債権が金融庁検査の結果、約60%も増えたことは、『朝日新聞』(04年1月31日)が唯一、小さくだが報じている。これが民間銀行なら、その規模からいっても大騒ぎとなり、役員は当然ながらクビ。否、取り付け騒ぎになるかも知れない。それが、事実さえほとんど報じられていないのはなぜなのか。
本紙・山岡は今後もこの政府系金融機関の問題点を追及して行くつもりだ。情報を求む。
(写真は大蔵事務次官から天下った篠沢恭助総裁。すべての政府系金融機関が官僚の天下り先になっているのも大問題)