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ローマ法王に最後の別れ
首脳、信者ら200万人
首脳、信者ら200万人
8日、聖職者に付き添われてサンピエトロ広場に運ばれるヨハネ・パウロ二世のひつぎ(AP=共同)
【ローマ8日共同】世界11億のカトリックの頂点として世界平和に尽力し2日に84歳で死去した第264代ローマ法王、ヨハネ・パウロ二世の葬儀が8日、バチカンのサンピエトロ広場で行われた。26年余という在位の長さに加え、平和を訴えて外遊を重ね、旧ソ連や東欧の民主化を後押しした実績を反映し、世界の180を超える国々から首脳70人以上のほか、国際機関、宗教界の代表ら約4500人が参列した。
イタリアのメディアによると、広場を中心にローマ市内には約200万人以上が集まり、参加者数や列席した要人の数では史上最大規模の葬儀となった。死去直後からの弔問客は、通算500万人に上る見込み。
イタリア当局は空前の厳戒態勢を敷いた。ローマ市内は自家用車の通行が禁止され、空からはイタリア空軍機がテロを警戒した。
葬儀のミサは3時間近く続き、その後、遺体はサンピエトロ大聖堂の地下に埋葬された。バチカンはこの日から9日間の喪に入るとともに、18日からの次期法王選挙に向けて動き始める。
ミサを主宰したラツィンガー枢機卿は「窓からいつも顔を見せていた法王は、今は、神の家の窓からみなを祝福しているだろう」と述べた。ミサの最中、ポーランド人を中心に「(法王を信仰生活の模範である)聖人に」という掛け声と拍手が約5分間続くハプニングもあった。
主な参列者はチャールズ英皇太子、ブッシュ米大統領、シラク・フランス大統領、アナン国連事務総長ら。イスラム諸国からもイランのハタミ大統領らが、日本からは川口順子首相補佐官、立正佼成会の代表が参列。
諸宗教との対話を重視した法王らしく、イスラム教、ユダヤ教などの宗教指導者らの列席も目を引いた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050408/top_____detail__006.shtml