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(回答先: Re: 敗者の神+八百万の神々を祭り上げることで、地球規模の共同体への道筋を付ける。 投稿者 ワンコロ 日時 2005 年 3 月 26 日 22:21:01)
> 昭和の国引きの結果出雲の国になったとはどういう概念でしょうか、
昭和の「国譲り」の結果出雲の国になった、ですけど・・。
昭和の「国譲り」というのは、要するに、太平洋戦争で敗戦して、アメリカの占領統治を認めたということです。軍事的敗北を認めて、政治的な統治権を占領者に譲り、戦勝者を祭り上げる国になった。ここまでは現代日本も古代出雲も同じです。
しかし「国引き」は現代日本では未だ行われていません。将来の課題として、現代日本も古代の出雲の国と同様に「国引き」をすべきである、ということです。
「国引き」というのは、敗戦にもかかわらず、軍事的・政治的な敗北にもかかわらず、精神的・宗教的な優位性を世界に広める気概をもつべきだ、ということです。
それを踏まえて覇権国たるアメリカや国連を祭り上げつつ、また、中国や韓国・北朝鮮その他の国を日本の過去の敗者として祭り上げつつ、日本的な「敗者を祭る精神」が政治にもたらす有用性を世界に説得していくべきだ、ということです。
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ちゃんと説明しようとすると、論ずべき点は多岐にわたります。
古代日本における「国譲り」の理解、
天孫族の思考様式と出雲族の思考様式との違い(超越的支配を求めるイデオロギーと共同体の統合を求めるイデオロギー)、
天孫族が出雲族の思考様式を取り入れて天皇制にいたった経緯(祭り上げと説得、
祭り上げの政治的有用性、神話的統合、各神社の扱い、伊勢神宮の扱いと役割)、
古代から幕末までの日本の政治と祭り上げ、
歴史的天皇制における出雲的性格(聖王と俗王)、
幕末から現在に至る政治と祭り上げ、
明治〜昭和前期における一神教的神格化と道教的招魂術へのプロパガンダ、
現代日本において国引きができない理由(一神教的、道教的プロパガンダによって本来の姿が隠されてしまっている)、
現代と将来の世界情勢と祭り上げ、
現代の世界情勢と古代の国譲りの情勢との類似性、
現代の世界情勢における祭り上げの有用性(地球共同体の統合の必要性)、
現代を支配するユダヤ的一神教徒たちを説得する方法(軍事的支配者について行って、それとは別の立場で祭り上げの態度を示す、という説得方法)。
などなど、論ずべき点はたくさんあります。