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米陸軍:
採用、目標割れ イラクの米兵死傷で親族が慎重に
【ワシントン和田浩明】米陸軍のハーベイ長官は23日、米国防総省で会見し、陸軍の採用兵員が2月に続いて3、4月も目標値を下回り、3カ月連続で目標に達していないとの見通しを明らかにした。陸軍はイラク駐留米軍の中核だが、現地で米兵の死傷が続き、募集対象者の親族が慎重になっていることなどが主因。ハーベイ長官は「愛国心に訴える」と語り、新規広告キャンペーンや、軍幹部を動員した募集イベントも検討中だと述べた。徴兵制の復活は明確に否定した。
米陸軍の2月の募集達成率は、常備軍で73%で、00年5月以来、ほぼ5年ぶりに目標値を下回った。軍幹部も危機感を表明、▽入隊一時金増額▽学資ローン制度や健康保険制度の充実▽募集担当者増員−−などの対策に取り組んでいる。
今年9月に終わる05会計年度の目標値は、前年比3000人増の8万人だが、2月末の達成率は常備軍で94%、予備役90%、州兵は74%だった。
ハーベイ長官は、目標値割れが続くとの予測があることを認めた上で「大事なのは年度末に目標を達成していることだ」と述べ、積極的な募集策を展開し埋め合わせを図る意向を強調した。
募集難が続いた場合、一部連邦議員や退役軍人らが主張している徴兵制の復活はありうるのかとの質問には「私の考えからは最も遠いところにある」と語った。
毎日新聞 2005年3月24日 10時19分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050324k0000e030017000c.html