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シラク、シュレーダー、サパテロ、プーチンがEUとロシアの「協力」を演出(エル・ムンドより)
2005年3月18日付エル・ムンド紙(電子版)は、仏独西露4カ国の首脳がパリのエルゼー宮に集まり、EUとロシアの「協力」を対外的に演出するために会談を行うことを報道しています。
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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/03/18/internacional/1111107300.html
『シラク、シュレーダー、サパテロ、プーチンが本日、EUとロシアの「協力」を演出するために会談』
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エル・ムンドによりますと、これは最近の「チェチェン紛争、報道の自由、ウクライナなどの近隣諸国との関係といった緊張」を踏まえてのもので、この「協力の分野」には「ロシアの民主的改革、経済、人権、周辺諸国との関係」が含まれます。(「協力」というよりは恫喝に近い? エル・ムンドも'cooperación' と括弧付きで報道しています。)
これは当然のことながら、チェチェンやイランなどを巡ってのロシアと米国の軋轢にEUが割って入ろうとするものですが、ここにブレアーの姿が無く「古い欧州」であるのが興味深い現象です。ウクライナなどで米国と一緒になってロシアを恫喝する欧州が、プーチンを欧州ペースに巻き込みながら米国とイスラエルを牽制しようとしている、というのが普通の見方でしょうが、「対テロ世界戦争=世界民主主義化」にロシアをうまくハメ込んでいこうとする動きとも取れます。