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核の闇市場『トンブクトゥ・グループ』 共同
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投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 3 月 18 日 21:13:10: eahs5MlcSyO0.

03/18 07:29 核闇市場の情報提供要請 パキスタンに米国務長官

 【イスラマバード18日共同】ライス米国務長官は十七日、イス
ラマバードでパキスタンのカスリ外相と会談、その後の記者会見で
、同国のカーン博士が構築した「核の闇市場」について「何をやっ
ていたのかを知り、(現在は闇市場の)ネットワークが機能してい
ないことを確かめたい」と述べ、パキスタンに対し、闇市場に関す
る一層の情報提供を求めた。
 パキスタンが国際原子力機関(IAEA)などが求めている同博
士の直接聴取を拒み続けていることを念頭に、実態公表を迫った発
言。同時に長官は「テロとの戦い」における同盟国パキスタンへの
配慮もみせた。
 一方、カスリ外相は、闇市場が昨年発覚する前に、ムシャラフ大
統領が同博士を核開発の要職から外していたと述べ、政府が必要な
措置を取っていたとあらためて強調した。
 アジア歴訪中のライス長官は十八日に日本を訪れ、その後韓国、
中国を訪問する。
20050318 0729
[2005-03-18-07:29]

03/18 08:01 腹心引き連れ疑惑の旅 「核闇市場」に軍の影

 北朝鮮やイラン、リビアが核技術を調達した「核の闇市場」。武
器商人やテロリストが暗躍するそのネットワークは、核拡散防止条
約(NPT)体制の「抜け穴」を白日の下にさらした。約三十年の
歳月を費やし、人脈や売買ルートを構築したパキスタンの「核開発
の父」A・Q・カーン博士。取り巻きには腹心の核科学者のほか、
外国人ビジネスマンや軍高官も含まれていた。
   ×   ×   
 「われわれを『トンブクトゥ・グループ』と呼ぼう」
 アフリカ西部マリを流れるニジェール河畔のトンブクトゥ。かつ
ては交易拠点として繁栄をおう歌した古都にちなみ、カーン博士が
命名した「クラブ」があった。
 メンバーは博士を含め約十人。一行は一九九八年から二〇〇〇年
にかけての毎年二月、博士が資金を出しオランダ系の妻の名前を付
けたトンブクトゥの「ホテル・ヘンドリーナ・カーン」に投宿、交
遊を深めた。
 ▽軍の影
 博士の「右腕」とされるスリランカ人ビジネスマンのタヒル氏、
腹心の核科学者ファルーク氏、パキスタン軍高官や旧知のオランダ
人…。タヒル、ファルーク両氏は「闇市場」の主役として、後にパ
キスタン当局などに拘束された。
 メンバーの関係者によると、一行はトンブクトゥへの行き帰りに
小型チャーター機でアラブ首長国連邦のドバイやモロッコのカサブ
ランカ、ニジェールやスーダンなどを慌ただしく回った。
 参加者の一人は「単なる観光旅行だった」と言うが、タヒル氏を
取り調べたマレーシア警察の捜査報告書によると、博士は九八年か
ら〇二年にカサブランカで一回、ドバイで数回、リビア当局者と核
関連部品の売買交渉を重ねていた。
 グループの足跡との奇妙な一致。パキスタンの核専門家は「観光
を隠れみのにリビアと取引していたのではないか」と疑いの目を向
ける。パキスタン当局の厳しい情報統制に阻まれ、真相はいまだに
やぶの中だ。
 一行にはパキスタン軍の高官三人もいた。カーン博士の専門医を
務める中将、博士が拠点としていた核開発の中核施設「カーン研究
所」の治安、事務責任者の両准将で、軍は博士の行動の少なくとも
一部を把握していたとみられる。
 タヒル氏の供述によると、核兵器原料の高濃縮ウラン製造に使わ
れる「六フッ化ウランと遠心分離機部品」がパキスタンからリビア
に渡った。パキスタン政府は「闇市場」への関与を否定するが、六
フッ化ウラン運搬には厳しい安全管理が必要で、政府や軍の了解な
しに国外に持ち出すのは不可能との指摘もある。
 ▽偽装の地
 「タヒルのことは話したくない」
 タヒル氏を知るドバイ在住のスリランカ人は固く口を閉ざした。
 「闇市場」の拠点ドバイ。そこは「トンブクトゥ・グループ」の
旅の起点でもある。博士はここに複数の不動産を所有、タヒル氏は
表ではコンピューター会社「SMBグループ」を経営し、合法的な
経済活動を装っていた。
 博士らは金取引業者を通じ「闇市場」の利益を“洗浄”したとい
われる。繁華街の一角にある金取引のスーク(市場)には金取引の
店がひしめき、出稼ぎのパキスタン人がごった返していた。
 「カーンの話を聞きたいって? 関係のあった業者を知らないし
、知っていても何も話さないのがこの世界のおきてだよ」。業者の
一人が雑踏の中で言い放った。(ドバイ共同=堀越豊裕)
20050318 0801
[2005-03-18-08:01]

03/18 08:01 「イスラムの核」目指す キリスト教文明に対抗

 一九九八年、イスラム圏で初めての核実験を成功に導いたパキス
タンのカーン博士は欧米を中心とした五大国の核兵器独占を批判、
イスラム諸国への核技術移転が不当に制限されていると訴えてきた
。ブッシュ米大統領は、博士らが「派手な暮らしをするため核技術
や機材を売り渡した」と非難したが、博士の発言をたどると、「キ
リスト教文明」に対抗、汎イスラム主義に基づいて〓(始めダブル
ミニュート)同胞〓(終わりダブルミニュート)に核技術を供与し
た構図が浮かび上がる。
 「(核を持った)少数の国が全人類の運命を決め、他国はこれら
の国々に従属しておびえながら生きる。それが正しいことだろうか

 博士は九五年、イスラマバードでの講演で、米国などによる「核
の独占」を批判した。核実験に成功する三年前。北朝鮮やイランと
の核取引は既に始まっていたとみられる。
 博士は昨年になって、「闇市場」を通じた北朝鮮、イラン、リビ
ア三カ国への核技術流出を認めた。だが、米有力シンクタンクなど
によると、サウジアラビア、エジプト、フセイン旧政権下のイラク
、シリアとの「商談」も行っていた。
 北朝鮮を除けばいずれもイスラム教国。北朝鮮の場合、同国がミ
サイル技術を提供する見返りに核技術を渡していたとされるが、そ
れ以外の国とは金銭の授受こそ指摘されるものの、ミサイル技術の
ような「見返り」は見当たらず、イスラム諸国の核技術獲得を後押
しする狙いがあったとの見方もある。
 博士は九五年の講演で「たとえ平和目的であっても、イスラム国
が核技術を獲得しようとすると、(欧米諸国から)禁断の園に足を
踏み入れたかのように指弾される」と指摘。核開発をめぐる現在の
イランと欧米諸国との対立の構図を先取りする発言をしていた。
 欧米先進国は七五年に「原子力供給国グループ」を結成し、民生
用の汎用品を含めた核関連物質・機材の輸出を厳しく管理。「まと
もな舗装道路すら造れなかった」(博士)パキスタンは自前の技術
を持たなかったため地下ルートでひそかに調達せざるを得ず、これ
が「闇市場」の源流になったとの指摘もある。
 博士は八〇年代にパキスタン紙に「(キリスト教の)十字軍はま
だ続いている」と述べた。米誌タイムによると、知人のリビア人に
は「イスラム教徒は強く平等であるべきだ。だから助けたいのだ」
と漏らしたこともあるという。(イスラマバード共同=堀越豊裕)
20050318 0801
[2005-03-18-08:01]

03/18 08:01 核の闇市場

 核の闇市場 パキスタンの核科学者カーン博士が中心となり、世
界規模で張り巡らせた核技術や関連部品の闇取引網。核兵器開発に
つながりかねないウラン濃縮に必要な遠心分離機の技術や部品が主
に流出した。2003年10月、博士の側近らの依頼に基づきマレ
ーシア国内で製造され、リビアに送られる途中だった遠心分離機の
部品を積んだ船舶が、イタリア沖で同国当局などの臨検を受け発覚
した。国際原子力機関(IAEA)によると、日本を含め30以上
の国の政府や企業・個人が関与。パキスタン政府は「博士の個人的
犯行」としている。(共同)
20050318 0801
[2005-03-18-08:01]

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