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(回答先: 有志連合に大きな打撃 イラク多国籍軍維持に暗雲 ─ (共同通信) 投稿者 天木ファン 日時 2005 年 3 月 17 日 00:06:12)
03/16 20:31 9月にもイラク駐留軍撤退 伊首相が初めて時期明言
【ローマ16日共同】イタリアのベルルスコーニ首相は十五日、
イラク駐留イタリア軍部隊を九月から段階的に撤退させる方針を明
らかにした。これまで「現地の治安が安定すれば撤退を考える」と
してきたが、撤退開始の時期を明言したのは初めて。国営テレビの
インタビューで語った。
段階的撤退が九月から始まれば、「有志連合」の一角が崩れるこ
とになり、米国が今後イラクで多国籍軍を維持する上で大きな打撃
になる。
イタリアでは、イラクでの米兵によるイタリア情報機関員らの銃
撃事件で米国への批判が高まった。十五日にはイラクで訓練中のイ
タリア兵一人が事故死し、えん戦気分が広がっていた。
こうした空気を敏感に読んだ首相が、四月の地方選、さらに来春
の総選挙を控え、低迷する与党支持率のてこ入れを図ったことは明
らかだ。
ただ首相は、撤退について「イラクが自力で治安を守れるように
なれば」と条件も付け、含みを持たせた。段階的撤退の規模や撤退
完了の時期は明らかにしなかった。十六日付コリエレ・デラ・セラ
紙は「イタリア軍はイラクに、長期間は残らないのではないか」と
の見方を伝えた。
首相は欧州きっての親米指導者で、イラク戦争では米政権を一貫
して支持。イタリアは二〇〇三年六月から約三千人の部隊をイラク
に派遣し、治安維持活動を担ってきた。
イタリア議会は十五日、六カ月ごとに承認が必要な軍のイラク駐
留について、六月末までの延長を承認したばかり。野党はイラクか
らの即時撤退案などを提出したが退けられていた。
20050316 2031
[2005-03-16-20:31]
03/16 20:33 有志連合に大きな打撃 イラク多国籍軍維持に暗雲
【ローマ16日共同】イタリアのベルルスコーニ首相が十五日表
明したように、イラクに駐留するイタリア軍の段階的撤退が九月か
ら始まれば、「有志連合」の一角が崩れることになり、米国が今後
イラクで多国籍軍を維持する上で大きな打撃になる。
首相は、同日収録のテレビ番組で、九月から十二月にかけて徐々
に兵力を削減すると表明、理由について「世論がこの決断を待って
いたからだ」と発言した。AP通信によると、首相は十六日にはブ
ッシュ米大統領と電話会談し、「できるだけ早く、できれば九月に
イラク駐留イタリア軍の段階的撤退を始めたい」と表明したが、実
際に撤退を開始するかどうかは「治安状況による」とし、イラク暫
定政府や米国などの同盟国との協議を行う考えを強調した。
イタリアでは、イラクでの米兵によるイタリア情報機関員らの銃
撃事件で米国への批判が高まった。十五日にはイラクで訓練中のイ
タリア兵一人が事故死し、えん戦気分が広がっていた。
こうした空気を敏感に読んだ首相が、四月の地方選、さらに来春
の総選挙を控え、低迷する与党支持率のてこ入れを図ったことは明
らかだ。
「撤退」が部隊の縮小を意味するのか、全面撤退を指すのかはメ
ディアにより解釈が分かれる。十六日付コリエレ・デラ・セラ紙は
「イタリア軍はイラクに、長期間は残らないのではないか」との見
方を伝えた。
イタリアでは十五日、イラク駐留の六月末までの延長が下院で承
認されたばかり。中道左派(野党)のリーダー、プローディ元首相
らは「重要な政策発表は国会の場で行うべきだ」と述べ、テレビ番
組で「受け」を狙った首相の姿勢を批判している。
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[2005-03-16-20:33]