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アルゼンチン、ブラジル、中国、インド、南アフリカがG5を結成(レベリオン誌)
3月16日のレベリオン誌の記事ですが、これはメキシコの新聞ラ・ホルダナからの転載です。短い記事ですので全訳します。
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http://www.rebelion.org/noticia.php?id=12688
『アルゼンチン、ブラジル、中国、インド、南アフリカがG5を結成』
16-03-2005
アルゼンチン、ブラジル、中国、インドそして南アフリカが5カ国グループ(G5)を結成した。このグループは世界貿易機構(WTO)ドーハ閣僚会議での各産業品目に関して交渉を行うだろう。これは本日の公式筋からの情報である。ブラジル外交団経済部門は、工業製品の価格の相互引き下げ交渉のために、これらの5カ国は早急に共同の立場を作る検討を始めるだろう、と語った。このG5の最初の交渉は、ジュネーブでの非農産物の市場アクセス・グループ会議で、今週にも決定されるだろう。このグループはG20にヒントを得ている。この5カ国は20カ国グループの一部にもなっており、米国と欧州の利益に対抗する堅固な障害となった。
【訳出終り】
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たしか2003年のカンクンでの閣僚会議で、途上国20カ国の中で、ブラジルとインドが欧米に丸め込まれてG20が分断され、不調に終わった経過があったと思います。今回上記の5カ国がG20の中にさらにグループを作ろうとしているわけですが、中国、インド、ブラジルというアジア、南米の大国にアルゼンチン、と南アフリカが加わって、米欧日と対抗するブロック作りを模索しているようです。
中国は最近さかんに南米に接近しており、米国の影響から逃れようと試みる南米側もベネズエラ、コロンビアが中国への石油輸出を行う計画があり、ブラジルなども中国に接近し始めているようです。面白い動きです。
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【参照:田中宇の国際ニュース解説】
http://www.tanakanews.com/f0306LaAm.htm
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アルゼンチンは先ごろロイヤル・ダッチ・シェルがアルゼンチン向け石油価格を4.2%値上げしたことに抗議して、クリチュネル大統領がシェル石油ボイコットの陣頭指揮を取っています。もっとも国内では、小売業者が被害を受けるだけで効果が無い、という強い批判があります。ただ長年にわたって米欧資本の支配に煮え湯を飲まされてきた中南米諸国が、たやすく言うがままにはならない、という姿勢を見せているようです。