現在地 HOME > 戦争68 > 317.html ★阿修羅♪ |
|
来月から国交省
航空テロ警戒 厳しい新基準
航空機などのテロ対策で、国土交通省が現行の警戒基準を廃止して新基準を作成、四月から運用することが分かった。空港閉鎖や航空機の運航停止などの“強硬措置”を、初めてマニュアル化した。空の警戒は、二〇〇一年の米中枢同時テロ以降、最高水準となり現在も継続中。新基準では、現行の「非常事態」態勢を最低限の「平時」態勢と位置付けて、より高度の警戒基準を導入。航空貨物への爆発物検査の強化など関連の施策も同時にスタートし、空のテロ対策は一気に加速する。
一九九二年に導入された現行の警戒基準は平時のフェーズ1、緊迫時の同2、非常事態の同E(エマージェンシー)の三段階。同時テロ後、国交省は1からEに格上げし、航空会社などに通知。旅客や荷物の検査、航空機の保安措置や空港警備などを徹底している。自衛隊のイラク派遣などから日本がテロの標的になる危険性が高まり、同省が基準の改定を決めた。
国交省は「テロ対策の性格上、新基準の内容は公表できない」としているが、近く大枠を発表する方針。特定の空港や航空機にテロ情報があった場合を想定し、段階別に具体的な対応策を明文化したとされる。
関係者によると、新基準は、現行のフェーズ1と同2を廃止し、同Eを全国一律の平時の最低警戒ラインに設定。その上で、テロ情報があると、捜査当局と連携して空港や航空機、乗り入れる鉄道など個別対象ごとに二段階の警戒態勢を上乗せする。フェーズという呼称を「レベル1−3」(仮称)などに変更する。
具体的には、レベル2では搭乗直前に再度、金属探知検査を実施。乗客の機内持ち込み手荷物も開封する。重大テロの危険性が高いレベル3では、交通アクセスを含めた空港閉鎖や航空機の運航停止、一般客の避難誘導、パニック防止などの対応手順も定めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050312/eve_____sei_____000.shtml