現在地 HOME > 戦争68 > 256.html ★阿修羅♪ |
|
伊首相、上院で経緯説明
銃撃事件調査に参加
【ローマ9日共同】イラクでイタリアの情報機関員と女性記者らが米兵の銃撃を受けて死傷した事件で、イタリアのベルルスコーニ首相は9日午後(日本時間10日未明)、上院で事件の経緯や対応について説明した。
AP通信によると、ベルルスコーニ首相は、情報機関員が女性記者の解放交渉を行うことについて駐留米軍の許可を得ていたと語った。
イタリア政府は「偶発的事故だった」との見方を取っているが、両国当事者の証言には食い違いがあり、首相は米国にあらためて真相究明を要求。しかし、8日にフィーニ外相が表明したように、イラクへ3千人規模の軍隊を派遣するなどの対米協調路線は引き続き維持するとみられる。
首相は既に米国に対して厳格な調査を要求し、米側もこれを承諾。また、イタリア首相府は8日、多国籍軍による現地調査にイタリアの代表も参加することが決まったと発表した。事件直後に行われた調査を補完するのが目的で、3―4週間かかる見込みという。
イタリアでは4月初めに重要な地方選挙を控えており、親米派のベルルスコーニ首相は、今回の事件による支持率低下を回避しようと懸命になっている。
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20050310/fls_____detail__003.shtml