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スペイン教会会議、サパテロ政権との関係修復へ前進:オプス・デイ司教を代表に選出
先日来、ホモの結婚やクローンニング技術の促進、堕胎と避妊、離婚の簡素化などに関して、ボケとツッコミの掛け合い漫才を繰り広げていたカトリック教会とサパテロ世俗主義政権が、関係修復に向かいそうです。仕掛け人は、ヤッパリ!あのオプス・デイ!
日刊紙ABCは次のように伝えています。(主要部分だけを簡単に紹介します。)
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スペイン教会会議は昨日、全く予想に反して、ビルバオ司教のリカルド・ブラスケス(Ricardo Blázquez:63才)を代表に選出した。事前にはトレド大司教アントニオ・カニサレス(Antonio Cañizares)が有望視されていたが、開票の結果は、77票のうち、ブラスケスに40票、カニサレスに37票であった。ブラスケスは今後、停止していたサパテロ政権との対話を再開する意向を示した。
http://www.abc.es/abc/pg050309/prensa/noticias/Sociedad/Religion/200503/09/NAC-SOC-077.asp
(Diario ABC 09/03/2005)
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ABCはこの教会会議での選挙について、「意外な司教が」という見出しでカトリック関係者の驚きを伝えています。
http://abc.es/abc/pg050309/prensa/noticias/Sociedad/Religion/200503/09/NAC-SOC-076.asp
ところで大方の予想に反して、スペイン内では非常に権威の高いトレドの大司教を破って選出されたビルバオの司教ブラスケスとはどのような人物か。ビルバオを州都とするバスクのオプス・デイがインターネットに開いているホームページによると、自他共に認める熱心なエスクリバー(オプス・デイの開祖)主義者です。
http://www.opusdeieuskaraz.org/opusdeieuskaraz/meg/meg1_002.htm
バスクといえば、あのイエズス会のフランシスコ・ザビエルもイグナチウス・ロヨラもバスク出身です。(ただし改宗ユダヤ人の子孫、という説もある。)また「意外」といえば、1978年、ヨハネ・パウロ一世の謎の死のあとで教皇に選出されたカロル・ボイティーワも、誰も予想しなかった名前でした。そしてこのヨハネ・パウロ二世の後ろにオプス・デイがいることは、すでに知れ渡っています。(ついでに、この教皇と同じポーランド人のレフ・ワレサ元大統領もオプス・デイの会員、あるいは重要関係者と目されています。)彼らはどんな「意外」でも演出します。
以前からのバチカンとサパテロの掛け合いを私は奇妙な気分で受け取っていましたが、ヤッパリ、というところです。サパテロの世俗主義政権の裏には、実際には、この教団がしっかりとくっついているようです。