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(回答先: DNA鑑定が「絶対ではない」事実は吉井氏も認めた筈。 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2005 年 3 月 09 日 15:03:29)
『日刊ゲンダイ』 2005年 2月26日号 (25日発行)
横田めぐみさん遺骨 帝京大担当医が科学誌「ネイチャー」に告白
「火葬鑑定は初めて、ニセと断定してない」
世界的に権威ある英国の科学雑誌「ネイチャー」の記事に小泉内閣が頭を抱えて
い るという。横田めぐみさんの遺骨を「偽物」と断定したDNA鑑定に疑問を投げ
かけているのだ。
日本政府は遺骨のDNA鑑定を「科学警察研究所」と「帝京大の吉井富夫講師」
に 依頼。科警研は「遺骨が高温で焼かれていたため、DNAを検出できなかった」
としたが、帝京大は「横田めぐみさん以外の人のDNAを複数発見した」と報告。
政府はその報告を受けて「遺骨は偽物」と断定している。
ネイチャーの記事は2月2日付の電子版。「DNAは日本と朝鮮が拉致問題をめぐ
って衝突する焦眉の問題」という表題で、東京駐在のデービッド・シラノスキー記
者が吉井講師を取材し、こうリポートしている。
〈吉井講師は火葬された標本を鑑定した経験はまったくない。また、彼は自分が行
った鑑定が断定的なものではなく、また、サンプルが汚染されていた可能性がある
ことを認めている〉
吉井氏はインタビューにこう答えているのだ。
「遺骨は何でも吸い取る硬いスポンジのようなものだ。もし、遺骨にそれを扱った
誰かの汗や脂がしみ込んでいたら、どんなにうまく処理しても、それらを取り出す
ことは不可能だろう」
つまり、DNA鑑定した吉井講師が「自分が行った鑑定は断定的なものではない」
「サンプルが汚染されていた可能性もある」と言い始めているというのである。だ
とすると「北朝鮮はニセの遺骨を渡した」「経済制裁だ」と主張している日本は、赤
っ恥をかきかねない。吉井講師の鑑定結果をどう評価すればいいのか。
「吉井先生は取材には応じません。ネイチャーには、イレギュラーで答えてしまっ
た。 ネイチャーの記事については、誤解を与えかねないのでコメントしない」(帝
京大広報)
北朝鮮は「日本の鑑定結果は捏造である」「制裁するなら勝手にしろ」と言ってい
る。 政府は「中立な第三国」に鑑定を依頼した方がよかったのじゃないのか。