現在地 HOME > 戦争68 > 174.html ★阿修羅♪ |
|
検事は、アルゼンチン独裁時代の虐殺とテロに対し、シリンゴに9138年の求刑(エル・ムンド)
3月7日付エル・ムンドからです。重要部分のみの抄訳とします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://www.elmundo.es/elmundo/2005/03/07/espana/1110207214.html
エル・ムンド 2005年3月7日
『検事は、アルゼンチン独裁時代の虐殺とテロに対し、シリンゴに9138年の求刑』
マドリッド : 検事局は最高裁判所に対し、アルゼンチンの元軍人アドルフォ・シリンゴに9138年の懲役を求刑した。これはアルゼンチンの軍事独裁政権時に犯した虐殺とテロの罪に対してである。
去る1月14日から最高裁第2法廷で始まっているシリンゴの公判の間に、検事ドローレス・デルガドは、この元高官に対し赦免を求めていた暫定的な検事局の結論を、テロと虐殺の罪に問う姿勢によって修正した。
この責任検事はシリンゴに直接に、1977年6月と8月の2度の「死の飛行」に加わった責任を問う。そこではおよそ30名が、騙されて麻酔を打たれた後で乗せられた飛行機から、海に落とされて殺害された。彼らは陸軍技術学校にある逮捕者収容所から連れてこられたものである。
【後略、抄訳終わり】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1970年代のチリ、アルゼンチンなどの元軍事独裁政権が現在になって裁かれているわけですが、しょせんは米欧支配者・国際資本にとっては用無しとなった「使い捨ての駒」で、現在の欧州社会が「民主的・平和的」であることを証明するための「魔女」として、「最後のご奉公」を勤めるというわけでしょう。
80年代にニカラグアやエルサルバドルなどで彼ら以上に虐殺とテロに励んだ者たちは、まだまだ「使い道」がある、あるいは直接関わった者たちが米国のまだ表舞台に立っているため、当面はピノチェットやシリンゴのように惨めに捨てられることはなさそうです。大悪魔が、人間に目くらましをかけ支配権を強化する目的で、イベントとして小悪魔をいたぶる、そんなところか。
それにしてもスペインの裁判所が裁く権利があるのかな、と不思議に思いますが。不勉強にして知らないのですが、国際法的にはどうなっているのでしょうか。それと、なぜかやたらと「テロ」という言葉が使われています。「9・11テロ」「3・11テロ」「反テロの戦い」などの「テロ」と、新聞紙面では同等に扱われているような気がします。こうやって「魔女」を作り血祭りに挙げながら、「テロの被害に遭わないためならしょうがないか」という機運が盛り上げられ、気付かぬうちに管理社会への足取りが着実に一つずつ進められているようです。
【参照】
http://www.asyura2.com/0502/holocaust1/msg/466.html
投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2005 年 3 月 07 日 22:48:41:
英国における反テロリズム法の成立、ファシズム、収奪、そして国際金融資本