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タジキスタン 下院選で与党圧勝
中央アジアのタジキスタンで先月二十七日行われた下院選挙で、ラフモノフ大統領率い
る与党が四分の三をこえる議席を獲得して圧勝しました。
タジキスタンでは、二十七日、五年ぶりとなる下院議会選挙の投票が行われ、一日、
中央選挙管理委員会が、これまでの開票結果を発表しました。
それによりますと、下院の定数六十三のうち、▽ラフモノフ大統領率いる与党の人民
民主党が四十九議席を獲得し、定数の四分の三を超えたのに対し、野党は、▽共産党が
四議席▽イスラム復興党が二議席にとどまっています。
これについて野党側は、一部の地域で選挙に不正があったとして、裁判で争う構えを
見せています。
タジキスタンは、ソビエト崩壊後、ラフモノフ政権と、現在の野党のイスラム復興党
を支える勢力との間で激しい内戦が続き、八年前(九十七年)の和平合意のあと、与野
党が挙国一致の体制をとっています。
ラフモノフ大統領が任期の延長にむけて憲法を改正するなど権力基盤固めを強めるな
か、選挙では、与党への支持がどの程度集まるかが注目されていましたが、与党が圧勝
したことで大統領はひきつづき議会での固い基盤を維持することになりました。
[2005-03-02-12:27]