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〔国際自由傍聴席〕2005年2月28日
シリアに対する脅迫のエスカレート
「アメリカ企業活動研究所」(American Enterprise Institute)のダニエル・プレトカ(Danielle Pletka)は一歩飛び越える。『ロサンジェルス・タイムズ』で、彼女は、シリアをレバノンから追い出すのみならず、バシャール・エル・アサド大統領をシリアから追い出せと主張する。その基本的な論拠は《民族の民主主義》だ。即ち、エル・アサド大統領はイスラム教アラウイ派で、アラウイ派はシリア国民の12%しか代表していない。だからこの国を統治できないというもの。もしこのプレトカ夫人の理屈を米国に適用したならば、ジョージ・W・ブッシュ大統領はメソジスト教徒で、メソジスト教徒は米国民の4%しか代表していないので、彼はこの国を統治できないということになる。
民主主義に関しては、イラクのシリア人国民会議の議長であるオディショ・マルコは、『ガーディアン』紙で、本来クルド地区に住んでいるアッシリア人は投票を妨げられたとレポートしている。他の少数民族(トルクメン、イエディジ=クルド人の一派、シャバク=モスル南西に住むイスラム教一会派)も同様で、国会にも政府にも代表者はいない。これもやはり、プレトカ夫人の原則の適用、即ち、これらの人々はマイノリティーなので、彼らの国の政府に関与できないということなのだ。
(以下略)
http://www.reseauvoltaire.net/rubrique1024.html