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□イラク人通訳は拷問にも参加 退職後はスパイに 懺悔した元通訳が記す凄惨な拷問 [ML アラブの声]
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イラク人通訳は拷問にも参加 退職後はスパイに 懺悔した元通訳が記す凄惨な拷問
米軍で働くイラク人通訳は抵抗勢力の標的にされることが多いが、その理由は単に占領軍に協力したからだけではなさそうだ。27日付のイラク共産党カーデル派が運営するカーデル・ネットは、イラク人元通訳ハサン・アリー・ハファージー氏が綴った中世の魔女裁判さながらの凄惨な拷問を伝えた。
私は他の数千人の海外在住・亡命イラク人と同じように、「米国はイラクを圧制者と独裁者が蔓延る中東砂漠を民主主義のオアシスにする」という米国の宣伝に騙され、占領を支持した一人であったことを認める。そこで通訳として米軍に入り、イラクに配属された。以前は独裁者が居ない祖国に帰国する日を夢見たものだ。しかしそこで見たものは血の気もよだつものだった。そのため占領軍の仕事を辞めて、現在は良心に従い正気を取り戻した。
占領軍は、その協力者たちをイラクでの戦慄すべき犯罪行為の共犯者にした。私が配属されたイラク南部のオンム・カスル刑務所のあるキャンプには数千人のイラク人が収容されていた。その1割以上は女性だ。通訳としての我々がしたことは、通訳とそのほとんどが無実であった受刑者の尋問だ。
腰掛けた米国人の取調官が、王侯貴族のように命令し、我々が通訳し、拷問にも加わった。我々が受刑者に同情的で拷問の手を緩めていると米国人取調官が感じると、怒り出し我々を睨み付け震え上がらせた。このような時に私は、奴の血を啜ってやりたいものだと思ったものだ。
我々は米国人より高い教育を受けているのに彼らより劣等視され、通常通訳ホールに閉じ込められ、米国人とは一緒に食事は出来ない。米国人は無知、無学、傲慢で我々を虫けらのように扱った。
同僚通訳のダウド・バスリーは、情け容赦なく拷問を加えることに舌なめずりする男だった。彼が私たちに語ったところによると、クート出身のイラク人男性受刑者を吐かせるために拷問するよう取調官から要請された。そこで米国人たちが受刑者の妻を連行してきた。バスリーは彼女を殴りつけ衣服をズタズタに引き裂き、局部に籐を突き差し、その後局部に電線を入れ、電気ショックを与えた。夫の受刑者は、「お望み通りの自白をするから、妻を解放してくれ」と叫んだ。
バスリーは異常な男で、「こうして無実の人間を抵抗勢力の一員だと自白させた」と笑って自慢した。「無実fなのに何故自白を強要したのだ」と尋ねたら、「奴はバース党員でアラブ主義者だからだ」と答えた。バスリーに「彼らは部族の男たちでお前のことを決して忘れないぞ」言ってやった。彼は現在、アメリカ人との関係がばれて抵抗勢力に殺されることに怯えている。
抵抗勢力は民衆の隅々まで浸透しているので、彼は家族の暮らすオスロに戻った。抵抗勢力は拷問に加わった通訳を殺し首を刎ねることを知っているので、このように大方の通訳は元の居住地に戻って行った。
私もスウェーデンの自宅に戻ったが、米国人から連絡があり、在ノルウェー米国大使館の情報部管轄下の通訳事務所で通訳として私を採用した。ノルウェーはスウェーデンのような中立国ではなく、米国を支持する国なのだ。イラク・オフィスと呼ばれたこの通訳事務所での我々の任務は、イラク人とアラブ人に渡りを付けたり、知り合いに連絡し、米国の宣伝をし、イラク人の行動に関する情報を入手し、反米的な言動をとる者を探し出すことだ。
高額の報酬は、税務署に収入が把握される給料としてでなく、個人のポケット・マネーから出されたので、誰も我々の給料を知らない。(特定組織に属さない)独立したイラク人なら誰でも反米なのに、米国人と仕事をしたのは金銭の誘惑が理由だ。私は米国に奉仕する祖国を裏切る卑しい仕事と縁を断った。
http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?showtopic=8061
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読者の中には会ったこともある去年8月に来日したファッルージャ出身のムザッファル・ドレイミーさんが、数日前米軍に拘束された。これで5度目である。心配でならない。一刻も早い無事な解放を祈るとともに、無力な己に慙愧の想い。
【短報】
*イラク人の家畜密輸業者の手助けでシリアに脱走中のアラブ服を着た米兵4人(1人は将校)が米軍パトロールに見つかり全員射殺される。脱走幇助の報酬は一人5万ドル。現場に居合わせたアルジャジーラの報道員は取材も報道も拒否。
*シリアはテルアビブの爆破事件後、ダマスカスのイスラム聖戦の全事務所、ネット・サイトを閉鎖、幹部の電話を切断 イスラエルが最大の受益者で事件の黒幕示唆 イスラム聖戦とヒズブッラーが対立 単独犯行
*イラク外国軍に肺結核に似た危険な病気広がる 罹患者18人 ブルガリアで対策研究の専門家会議
アラブの声ML 齊藤力二朗
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