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(回答先: 政治的な知恵は、イラク内の抵抗を克服できるだろうか? [ML アラブの声] 投稿者 white 日時 2005 年 2 月 27 日 18:12:11)
現実の在り方をそのまま見ては、本質は見えないだろう。
イラクは米国が軍事介入する事無く、国連の監視下においておいた方が、イスラエルにとっては安全だったのである。
しかし、そんな事は、米国もイスラエルも続ける事は出来なかった。
何故ならば、両者は恐怖感と不安感によって恐れおののいていたからではない。
その様な神経質的な理由によって軍事行動を起こしたわけではないはずだ。
米国・イスラエルにまたがる帝国主義が傾きつつあり、そして破綻する危険性が近づいてきた為に、止むに止まれず行動に踏み切ったと言うのが実情である。
米国バブル経済の破綻が帝国主義の破綻の危機を招いたのが実際の理由と考えてよいだろう。
しかし、イラクを始めとする中東のイスラム抵抗勢力はこの米・イスラの動きを読んでいて待ち構えていたのである。
従ってイラクで米軍が苦戦し、勝利を収めることが難しいのは当然であり、その間にも経済的危機は深刻さを増してゆく。
国際的には、EUもロシアもチャイナも皆が米・イスラ帝国のこの有様を良く知っているのである。
イラク情勢が不安定化を深めれば、周り国々の情勢も不安定化し、従ってイスラエルの安全性は弱まってゆく。
現在はこの状況下にあり、ブッシュ達は諸外国に向って此れを覆い隠す努力をしているのである。
米・イスラ帝国は9・11直前の危機的状況とはまた違った、より「高い段階の危機的状況にある」と見てよいだろう。
そうであれば、彼らに残された道は「更なる戦争の拡大」の他に無いではないか。
準備の問題としての「兵力」と「戦費」の調達があるだけの事である。
日本と韓国はこの調達先として期待されて!?いる訳である。
また、イスラム抵抗勢力は中東のこの状況を熟知していると言ってよいだろう。
従って彼らは抵抗をやめることはないし、戦意も高いと考えてよい。
中東戦争は、戦地は中東に限られてはいるが、世界中の主だった国々が既に紛争に何らかの形で参加している「世界大戦的戦い」と言ってよいものになっているのである。
この「世界大戦的戦い」はやがて何物かの清算を招くであろう。その意味で「大きな自然の動き」であると捉える事も出来る訳である。
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