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ロシア アルカイダ幹部死亡 学校占拠事件を指揮
国際テロ組織、アルカイダの代表としてチェチェンの過激な武装勢力に参加し、去年
九月のロシア南部の学校占拠事件の首謀者とも見られるアルカイダの幹部が、今月中旬
、死亡したことが明らかになりました。
ロシア連邦保安局の発表によりますと、死亡したのは国際テロ組織、アルカイダから
北コーカサスに派遣された司令官のアブゼイト容疑者で、今月十六日、治安機関の急襲
を受けた際、死亡したということです。
クウェート出身のアブゼイト司令官は、アルカイダから送られる資金を分配する役割
を果たし、特にチェチェンの過激な武装勢力の指導者バサーエフ司令官とは近い関係に
ありました。
捜査当局によりますと、アブゼイト司令官は、去年九月の北オセチアの学校占拠事件
の直前に撮影されたビデオ映像のなかで、バサーエフ司令官と並んで写っています。
また、アブゼイト司令官は、学校占拠事件の実行犯のリーダーの「大佐」と呼ばれる
男に対し、「アラーのもとに行く用意があるか」と聞いており、男は「ある」と答えて
います。
こうしたことから、捜査当局では、アブゼイト司令官がバサーエフ司令官とともに学
校占拠事件を指揮した首謀者との見方を強めています。
捜査当局では、アブゼイト司令官の死亡によって、武装勢力は資金面で一時的な影響
を受けると見ていますが、アルカイダが今後もこの地域で組織を拡大する恐れがあると
して警戒を強めています。
[2005-02-22-13:48]