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ブッシュ来欧に合わせてルベルス国連高等難民弁務官がスキャンダル辞任(欧米各紙)
2005年2月20日付IBLNEWSおよび2月21日付ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、国連高等難民弁務官ルード・ルベルスの辞任を伝えています。ルベルスは昨年来、女性職員に対するセクシュアル・ハラスメントで非難を受けており、辞任に際してこの疑いを強く否定しています。(見出しだけを掲げておきますので、N.Y.Timesで内容はお読みください。)
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http://iblnews.com/txt/noticia.php?id=124654
『高等難民弁務官、性的嫌がらせスキャンダルの後に辞任』 (IBLNEWS 2005年2月20日)
http://www.nytimes.com/2005/02/21/international/21nations.html?th
『国連高等難民弁務官辞任、ハラスメントは否定』 (New York Times 2005年2月21日)
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ルベルスは元オランダ首相(1982〜94)で、2001年1月から緒方貞子の後任としてこの職務に着いたものです。このルベルスの高等難民弁務官への選出は、関係者にとっては全く寝耳に水だったようで、他に有力な候補とされた者は大勢おりルベルスはほとんど話題にも上っていませんでした。コフィ・アナンがルベルスを推薦したときにはルベルス本人が大きな驚きを表明したほどでした。
ところが、レッ・ボルテール誌によりますと、どうやらアナンにルード・ルベルスを強く推薦し圧力をかけたのはオプス・デイである、ということです。オプス・デイは各国の首脳陣やEU議会、EU本部で強大な力を持っており、十分にありうる話ではあります。
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http://www.redvoltaire.net/article13.html
『ルード・ルベルスの、オプス・デイおよび高等難民弁務官としての歴史』(レッ・ボルテール 2000年12月1日 : スペイン語)
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これが事実だとすると、奇妙な話で、ルベルスが国連高等難民弁務官に就任した2000年に米国大統領に選出されたのがジョージ・(ダブヤ)・ブッシュ、そしてブッシュの就任早々の2001年にブッシュのスペイン来訪(アスナール当時)、オプス・デイのFBI職員のスパイ容疑逮捕、やはりオプス・デイのFBI長官辞任と相次ぎ、その後に9・11が発生しました。そして昨年のブッシュ選挙と並行して進んだルベルスのスキャンダル騒ぎ、ブッシュ2期目開始早々で、しかも今日(2月21日)からのブッシュ来欧の前日に発表されたルベルスの辞任。ブッシュ1期目とイメージが重なってきます。どうも何か勘ぐってみたくなります。
性的スキャンダルを作り上げて追い詰めていくのはCIAやモサドの常套手段ですので、彼らが関わっている可能性は高いでしょう。見えない所で欧州派(オプス・デイ)とネオコン=シオニスト派の暗闘が繰り広げられているのかもしれません。このルベルスの辞任はネオコン=シオニスト派の攻勢を示すもので、今年中に9・11に相当する大事件かとんでもない戦争が開始されることを暗示している可能性もあります。
ブッシュ来欧についても、欧米で大きく報道されています。(これも見出しだけを掲げておきますので、N.Y.Timesで内容をお読みください。)
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http://www.elperiodico.com/default.asp?idpublicacio_PK=5&idioma=CAS&idnoticia_PK=188719&idseccio_PK=7&h=050221
『欧州はブッシュに、より対等な間大西洋関係を要望するだろう』(エル・ペリオディコ紙 2005年2月21日)
http://www.elmundo.es/elmundo/2005/02/20/internacional/1108860657.html
『ブッシュ来訪を前に、ブリュッセルは今日から要塞と化す』(エル・ムンド紙 2005年2月20日)
http://www.nytimes.com/2005/02/21/international/europe/21prexy.html?th
『ブッシュは強い欧州を支援すると発言することを期待されている』(New York Times 2005年2月21日)
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なお、昨日(2月20日)にスペインで欧州憲法に対する信任投票が行われ、投票率42.32%、賛成76.73%、反対17.24%、白票6.03%で、欧州憲法が承認されました。
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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/02/20/espana/1108930586.html
『スペイン人は欧州憲法に賛成』(エル・ムンド 2005年2月21日)
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これで欧州が一つの「連邦国家」として機能する日が一歩近づきました。