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「困難な時期に首相を引き受け、多くの敵をつくった。(退任後に)私と家族を守る方策を探している」――イラク国民議会選挙で自ら率いた政党連合の得票が伸び悩んだアラウィ首相が20日、AFP通信に対し、移行政府での続投の断念を表明した。
「米軍の協力者」として暗殺の危機を何度も切り抜けた首相は退任にあたり、厳重な護衛が解かれることへの恐怖を率直に述べた。
イスラム教シーア派の世俗政治家である首相は宗教色が濃いシーア派政党連合「統一イラク同盟」が単独過半数を獲得した議会選に関し「国民の選択を尊重する。彼らが主導権を握るだろう」と予測。
同盟が首相選出を含め移行政府作りの中核を担うと指摘した。「移行政府は二週間以内に発足する」との見通しを示し、今後の身の振り方については「(同盟の)話を聞いたうえで政権に加わるか野党になるか決める」と語った。
首相は多数のイスラム教スンニ派市民が死亡した駐留米軍などによる中部ファルージャ攻略作戦を強行。武装勢力は対米追従の姿勢を貫く首相を強く非難していた。
(テヘラン=加賀谷和樹) (09:38)
【日経ネット】
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050221AT2M2100221022005.html