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自爆テロなどで死者50人超 イラクで選挙後、最悪
http://www.sankei.co.jp/news/050220/kok091.htm
AP通信によると、イラク各地で19日相次いだ自爆テロなどによる死者は50人を超え、先月30日に実施された国民議会選挙後、最悪となった。
18日もイラク全土で計約40人が死亡しており、イスラム教シーア派の宗教行事アシュラが最高潮を迎えた19日と合わせ、死者は100人に迫る数となった。
一方、米軍とイラク軍は20日、武装勢力の活動が続く中西部アンバル州のラマディなどで掃討作戦を開始、通行する車などを捜索して武器の有無を確認した。アンバル州では19日、米兵1人が死亡した。
ヨルダン人のザルカウィ容疑者率いる「イラク聖戦アルカーイダ組織」などイスラム過激派は、スンニ派との対立をあおり、治安情勢をさらに混乱させる狙いから18、19の両日、シーア派を一斉攻撃したとみられる。
昨年3月2日のアシュラでは、首都バグダッドと中部カルバラでの同時爆破テロで180人以上が死亡しており、シーア派は2年連続で多数の犠牲者を出した。(共同)
(02/20 23:34)