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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2005/02/15 [イラク情勢ニュース] 民族間抗争は米軍への重圧をかわすか
http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0000792;jsessionid=vrjra26re2
URUKNEWSイラク情勢ニュース （転送・紹介歓迎）
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2005/02/16(水)
［飛耳長目録］
☆イラク・レジスタンス・レポート ２月１５日付
・１５日朝、ハディサで激しい戦闘／米軍が襲撃企む
・ファルージャ地域から大規模な米軍撤退が伝わる
・レジスタンスがヒット近郊の米軍基地を砲撃
・民族間抗争は米軍への重圧をかわすか／キルクーク
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レジスタンス・レポート ２月１５日付
IraqiResistanceReportforeventsofTuesday,15February2005
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http://www.freearabvoice.org/Iraq/Report/report198.htm
★ハディサ Ａｌ－Ｈａｄｉｔｈａｈ
１５日朝、ハディサで戦闘勃発
Fightingeruptsinal-HadithahTuesdaymorning
現地時間１５日午前１０時、バグダッド西方のハディサにおいて、推計４０人
のイラク・レジスタンス戦士と米占領軍のあいだに激しい戦闘が勃発した。米
軍が同市内に急襲を試みたからである。目撃者は現地のイスラム・メモ通信員
に、戦闘は木造のハディサ橋近くで勃発し、レジスタンス戦士は機関銃と携帯
式のロケット・ランチャーなど旧来の武器で戦ったと話した。米軍はこの戦闘に
戦車を投入した。
戦闘は４０分続き、米軍ハンビー５台が破壊され、米兵２０人が死亡したと通
信員が伝えた。死者数はハディサ自治体事務所の責任者によって確認され、
彼はさらにユーフラテス川の両岸を結ぶ唯一の橋も破壊されたと語った。市内
のモスクは、レジスタンス戦士４人がこの戦闘で殉教したと発表した。
★ファルージャ Ａｌ－Ｆａｌｌｕｊａｈ
ファルージャ地域から大規模な米軍撤退が伝わる
Large-scaleUSwithdrawalfromal-Fallujahareareported
バグダッドの西方６０キロのファルージャから、首都（バグダッド）の方角へ向
かって、アメリカ兵を乗せた何十台もの米軍車両が引き揚げる光景が観察さ
れた。１５日午後４時２５分（メッカ時間）に国際ハイウェイ１号線からレポートさ
れたイスラム・メモは、戦車と戦闘車両を含む９０台以上の米軍車両が巨大な
輸送車両で運ばれるのを目撃したと伝えてきた。
ファルージャ近郊からの大規模な米軍の退却は、１３日午前２時に市北東の
農業地帯にある米軍基地（※）をイラク・レジスタンスが攻撃したというファルー
ジャからの報告を信頼させるもの－－イスラム・メモ通信員が述べた。傀儡（か
いらい）の「イラク緊急派遣軍」のある兵士は、レジスタンスが致死性のサリン
ガスを搭載したロケットを米軍基地に撃ち込んだ、とイスラム・メモに話した。
（※キャンプ・ファルージャ。ファルージャ攻撃の司令部がある／訳者註）
その情報源は、２２５人以上のアメリカ兵がこの攻撃で窒息死したと述べた。
ファルージャからの報告とイラク傀儡軍の情報源は、ロケット攻撃を受けたの
ち、米軍基地はまるまる２４時間炎に包まれ、ファルージャから約３キロ、ハイ
ウェイが閉鎖されるにいたったと語った。通信員がこのレポートをまとめた午後
４時２５分時点で、ハイウェイはまだ閉鎖されている。
バグダッドからアブグレイブ、ファルージャに通じる旧道はカルマまでがまだ
開かれているが、米軍基地の前にあたるカルマからは閉鎖され、バグダッドか
らファルージャに向かう者はファルージャ北東のカルマまで遠回りをし、そこか
らファルージャへと代替道路を使うことになる。
ファルージャの現地住民は、米軍基地が攻撃された夜はまるで米軍がファル
ージャを攻撃した最初の夜のようだったと語った。米兵全員が市内の道路や
路地に撤退してきた。米軍の参謀長も同基地を訪問していたと地元住民が内
緒話をしている。ファルージャ知事のラダル・バリシャハさえ、アメリカ軍高官が
来訪した日には米軍基地に入ることが許可されなかった。
１３日夜の攻撃は、レジスタンス戦士が１月２３日に市内から引き揚げて以後
では、ファルージャの米軍に対する最も激しい攻撃であった。米軍のファルー
ジャからの退却が再編のための一時的なものか、それとも恒常的な軍の縮小
なのかは不明なままである。
どのグループも実行を声明していないが、現地の住民は１３日夜のレジスタ
ンスの攻撃がムハンマド第１軍団によって遂行されたものと信じている。このグ
ループは米軍の攻撃が１１月に始まる前に「占領軍を仰天させる」兵器を使う
と宣言していた。
ムハンマド第１軍団はこれまでに何度か、「アル・ファルーク１号」と呼ぶ自家
製のロケットを開発したと発表していた。その後しばらくして、同グループは「ア
ル・カヒル・アルジャッバル」と呼ぶロケとを製造したと発表し、それは４０以上
の米軍基地攻撃に連続して使われた－－イスラム・メモが伝えた。
★ヒット Ｈｉｔ
レジスタンスがヒット近郊の米軍基地を砲撃
ResistancebombardsUSbasenearHit;11Americansreportedkilled
イラク・レジスタンスは１５日午前７時３０分、ヒットの西にある駅近くの米軍宿
舎に５発のグラッド・ロケットを発射した。イスラム・メモ通信員は、この攻撃で
米兵１１人以上が死亡し、米軍の監視塔と通信塔も破壊されたと報告した。
基地内で働く通訳は、名前を出さないよう求めたうえで、今回の攻撃はアメリ
カ兵が寝ているところを襲い、１１人が死亡し、近くの部屋にいた１８人が負傷
したと話した。
★キルクーク Ｋｉｒｋｕｋ
民族抗争が米軍への重圧を取り除くことになるか
EthnicviolenceexpectedtotakepressureoffUStroopsinKirkuk
１月３０日の不正な「選挙」は、キルクークをイラクから切り離そうとするクルド
の盲目的民族主義者に不釣り合いな「勝利」をもたらし、キルクークに駐留す
るアメリカ軍はそれ以来、民族抗争に備えている。１５日付の『トルコ・デイリー
・ニュース』は、同市８５万の人口は大きくアラブ人、トルクメン人、クルド人の三
つに分裂し、アッシリア人、クリスチャンが約３％の少数派を構成していると報
道した。
そのような民族構成にもかかわらず、クルドの偏狭な民族主義政党が選挙で
は約５９％も獲得した。アラブ人とトルクメン人は、米占領軍の助けのもとで選
挙が不正におこなわれたと指摘している。
トルコ・デイリー・ニュース紙は、選挙の前には市内で米占領軍へのおびただ
しい攻撃はあったのに、今ではアメリカ兵は異なる民族グループ同士の攻撃を
監視することに備えつつあある、と報じた。
同紙は、難民だと言って市外から来たクルド人にキルクークでの投票が認め
られたにもかかわらず、クルド人勢力は（クルド人以外に）選挙に参加しないよ
うに脅した、と報道した。米軍が設置した「選挙委員会」はアラブとトルクメンの
住民を怒らせることに合意を与えた－－このトルコ紙が書いた。
「選挙の日の投票用紙には、既に記入されていたものやごまかしが相当にあ
ったし、誰もがそれを知っている」－－キルクークの貧しいアラブ人居住区の一
つでシーア派教徒の指導者であるムフシン・ビジ・ジャシムが語った。同紙が報
道した。
「選挙当日に投票した人々のなかには、キルクーク出身ではない者もいた」
－－開票結果について尋ねられた彼はロイター通信に語った。「そんなことが
ないように、北側から市内に入る主要道路は閉鎖されると私たちは聞かされて
いたが、閉鎖されなかったし、クルド人は抜け道を見つけることができた」。
キルクークに住む他のアラブ人も同じ意見だった。「選挙結果は予想通りで
あり、そうなった時点で拒否される」とラド・ハリリが指摘した。「連中は投票を
人為的に操作し、選挙委員会がそれを手助けした」。
訳注： 英文レポートでは１月２５日付イラク・レジスタンス・レポートを参照す
るよう書いている。“ArabpoliticalpartyinKirkukpullsoutofelection
farce”。
このレポートは日本語に訳してないが、概要は２月１２日のイラク情勢ニュー
スNo.0786選挙の実態（その３）でも知ることができる。上述のレポートを意識し
て紹介したもの。下記URL。
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/2005Protest_in_Northern_City.html
★バグダッド Ｂａｇｈｄａｄ
・ドーラ地区で米軍車列にレジスタンスの爆弾攻撃
・米軍リドワニヤ基地に１２発の迫撃砲弾、イスラム軍が声明
★サルマン・バク Ｓａｌｍａｎ Ｂａｋ
・考古資料を盗むシオニストを爆殺
★ユスフィヤ Ａｌ－Ｙｕｓｕｆｉｙａｈ
・米軍車列の近くでレジスタンスが自動車爆弾
★バクーバ Ｂａｑｕｂａｈ
・ハリス近郊でレジスタンスが米軍ヘリを撃墜
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※ URUKNEWS イラク情勢ニュース（webサイト）
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/
※ イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。