★阿修羅♪ 現在地 HOME > 戦争67 > 388.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
移行政府との友好最優先 イラン、政教分離は容認 イラン識者分析 共同
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/388.html
投稿者 倉田佳典 日時 2005 年 2 月 16 日 19:21:18: eahs5MlcSyO0.

02/16 16:22 移行政府との友好最優先 イラン、政教分離は容認

 イラクの国民議会選挙でイスラム教シーア派が第一党となった。
シーア派の政教一致体制をとる隣国イランのヘルミダス・バーバン
ド国際関係大学教授(国際法)は、イラン政府が移行政府との友好
を最優先、政教分離の政権発足を容認するとの見方を示した。(テ
ヘラン共同=宇田川謙)
 ―シーア派教徒にとって選挙の意味は。
 「オスマン帝国時代からイラクのシーア派教徒は二流市民だった
。自国の政治に初めて適切に参加できた意義は大きい」
 ―イランは、イラクに政教一致の政権樹立を望んでいるのか。
 「そうは思わない。イラクのシーア派指導者のシスタニ師が聖職
者支配の政権に関心を示さず、シーア派教徒も宗派よりアラブ民族
主義に傾倒し、イランと距離を置こうとしている。イラクでは、政
教分離の政治制度ができるだろう」
 ―イランは何を期待するのか。
 「(敵対してきたイラクの旧フセイン政権に代わる)移行政府と
の友好関係構築だ。イランは、イラクの政治制度に宗教的価値が受
容されると思っていない。政治プロセスに干渉するよりもむしろ支
援する方が得策だ」
 ―イラクの新たな政権発足が与える影響は。
 「米国はこの地域の部族、家族構造などに基づく政治制度がテロ
の温床とみており、制度の再構築を企てている。イラクは、ある種
の民主国家の原型になり、サウジアラビアやクウェートなどアラブ
諸国への影響は大きい」
 ―イランは、米軍撤退を早急に求めるのか。
 「できるだけ早い駐留外国軍の撤退を求める一方、イラクが治安
を維持できなければ、間接的に駐留を支援するだろう」
 「米国は、イラクでシーア派が優位になることを好まないが、イ
ラクでの選挙実施に対するイランの支援には感謝したはずだ。米国
も(スンニ派が多数の)アラブ諸国もイラクでシーア派が多数派だ
という現実を受け入れなければならない」
   ×   ×   
 ヘルミダス・バーバンド氏 テヘラン生まれ。テヘラン大卒。米
ワシントンのアメリカン大学で国際関係の博士号。イラン外務省に
入省、国連代表部に派遣され国連総会法律委員会議長などを歴任後
、現職。68歳。
20050216 1621
[2005-02-16-16:22]

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 戦争67掲示板



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。