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イラク戦争は、米国の予測していた「戦果」を上げることが出来ず、
「如何に格好をつけて、兵力を出来るだけ多く撤退させるか」を考えざるを得ない状況に至っている。
韓国軍と英軍にもっと肩代わりして欲しいのだが、十分には出来ない。
こういった状況の中で、イスラエルの安全保障に不安が生じてきたのである。
イランへの攻撃的牽制発言(チェイニー)は、完壁にこの事を表している。
アッバスをおだてても、パレスチナ人を抑えきることは出来ない。
ヨルダンは、まあ安全であろうが、レバノンは不安定、シリアは危険であるし、そしてエジプトだって不安定で、どうなるか判らない。
ここで、安全を確保する為に、
レバノンを親イスラエル化して緩衝地帯とする。
また、シリアにさらに譲歩をさせて、弱体化させてヨルダンの様にしたい。
このようにイスラエルと米国は考えているのではないか。
アルカイダもイスラエルと米国の、その様な考えを読んでいることだろう。
アルカイダをどう捉えるかについては意見の分かれるところであるから、
この組織をシオニズムの工作組織と捉える人は、今回の犯行組織をイスラエル側の他にアルカイダであるかもしれないと考えるであろう。
「さすれば氏」が良く見ておられるように、手口は「マドリッドの列車爆破事件」等に大変に良く似ている。
また、エジプトでの多くのイスラエル人が宿泊していたホテルを爆破した事件にも良く似ている。私は、この事件はイスラエル・米国の犯行と推測していたのであったが。
しかし、私はアルカイダをシオニズムの工作組織とは考えていないので、
またビンラディン氏をシオニズムの工作員とは考えていないので、
アルカイダの犯行であれば、意図するところはイスラエルの為の利益ではないであろうと考えている。勿論、シリアのためにやった事ではなかろう。
アルカイダの戦いの戦略は、「中東での戦火の衰退」を望むものではないであろうと考えている。このことが、シオニズムの望むところと「結果的に似ている」ので、アルカイダはシオニズムの工作組織であるとの推測が生まれても無理からぬところであろう。
しかし、私は、ビンラディン氏とアルカイダの存在は、
中東情勢が自然に生み出したものと考えても無理は無く、十分に論理的説明は可能であると考えている。断っておきますがここでは詳しい論理的説明はいたしません。
このように考えて、今回の事件は、
シリアの犯行である可能性は最も少ないでしょう。
イスラエル・米国(即ち侵略枢軸側)の犯行の可能性が在り、
イスラム抵抗勢力側の犯行の可能性も在り得ると、
考えています。
どちら側にも、中東全域への戦火の拡大を嫌わない戦略が存在していると考えているからです。
ちなみに、米国は戦争をしなければ破滅を招く状態にあるので、機会が整えば世界中のやりやすいところで戦争を始めようとするでしょう。
「戦争か死か」という運目に至っていると見なければならないでしょう。
日本では、阿倍くんがヒトラー化しつつあり、「安倍ットラー」になりつつあります。
全く危険な男です。
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