現在地 HOME > 戦争67 > 276.html ★阿修羅♪ |
|
---------------------------------------------------------
テロリストの心理を研究 米大学にセンター開設
2005.02.13
Web posted at: 15:36 JST
- REUTERS
http://cnn.co.jp/science/CNN200502130006.html
ワシントン(ロイター) 人の命を救うはずの医師が国際テロ組織の幹部となり、子を持つパレスチナ人女性が自爆テロ犯となる。その背景には一体どんな理由があるのか――。米メリーランド大に近く、テロリストの精神的ルーツを探る研究センターが開設される。政府から1200万ドル(約12億7000万円)の助成を受け、今後3年間で30件余りの研究に取り組む予定だ。
センターは4月までに始動する見通し。人々がテロに手を染める理由を解明し、攻撃を未然に防止するのが目標だ。犯罪学者のゲリー・ラフリー氏を先頭に、心理学者や政治学者ら約60人のチームが、70年代以降に世界で起きたテロ7万件のデータベースを分析。結果を基に、テロ防止へ向けた政策を提案するという。
「テロの背景は複雑だ。貧困や民主主義の欠如、教育水準の低さなどが指摘されているが、それほど単純な現象ではない。米国の外交政策に原因を求めるのも短絡的過ぎる」と、ラフリー氏は強調する。
ただ、テロリストと呼ばれるグループには南米の左翼ゲリラから中東のイスラム過激派までさまざまなタイプがあり、「果たして共通項を見つけることができるのか」(米シンクタンクのテロ専門家)との声も上がっている。また「政府の助成を受けた研究はただ報告書を出すだけに終わることが多い」(米紙ワシントンポストの論説)など、実用性を疑問視する意見もある。
これに対し、国土安全保障省の担当者は「センターでの研究結果はすべて長官レベルで検討し、適切な対応策を取る」と約束。参加する研究者らも「テロリストの目的を理解し、その目的を果たすのに別の手段があることを示したい」(社会心理学者エリー・クルグランスキ氏)と、意欲をみせている。
------------------------------------------------------------
■『9.11テロから3年の米』
http://www.h7.dion.ne.jp/~fttb/data_b/pf911.html