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02/12 18:43 ロシア全土で抗議行動 政権下最大、特権廃止で
【モスクワ12日共同】ロシア全土で十二日、公共交通機関の無
料利用など年金生活者や退役軍人の特権を廃止し、わずかな現金支
給に切り替えた社会保障改革に抗議する集会やデモが一斉に行われ
た。プーチン政権下で最大規模の街頭行動となり、大統領は沈静化
に躍起となっている。
集会は共産党など野党陣営が組織。参加者はモスクワなどで数千
人規模となり、ことし初めから地方を中心に展開されていた抗議行
動がさらに組織化された。政権側も大統領支持の官製集会を組織し
て対抗した。
旧ソ連の遺産である交通、医療分野などでの特権廃止は、財政の
重荷を解消、経済成長の基盤を強化する狙いがあった。
しかし、ことし初めの導入直後から予想以上の反発が噴出。大統
領は政府系テレビで連日、特権の一部継続や補償措置の導入を宣伝
するなど、改革自体も腰砕けになりつつある。
抗議行動は当初、高齢者が中心だったが、ガソリンの値上げに反
対する運輸業者の組織も加わり、拡大する様相だ。
現段階で政権交代につながる可能性は低いが、プーチン政権は、
各国の指導者ら五十人以上を招いて五月九日に開催する対ドイツ戦
勝六十周年記念式典などに影を落とす事態を警戒している。
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[2005-02-12-18:43]