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横須賀への原子力空母配備を表明 米海軍幹部が公聴会で
米海軍の制服組のトップ、クラーク作戦部長(海軍大将)は10日の上院軍事委員会の公聴会で、横須賀基地を事実上の母港としている通常型空母キティホークの後継艦は、原子力空母とする以外に選択肢がなくなることを明らかにした。
クラーク作戦部長は「キティホークが退役する時には代わりの空母を配備する。当然、それは日本側との協議が必要となる問題だ」と述べた。
米海軍が現在、保有している通常型空母は、キティホークのほかはケネディだけだ。クラーク部長はケネディを年内に、キティホークは3、4年後にそれぞれ退役させ、その後は米海軍が保有する空母11隻はすべて原子力空母にする計画だと説明した。このためキティホークの後継艦は、必然的に原子力空母になる。
キティホーク後継問題では、すでにファーゴ太平洋軍司令官が昨年3月、米下院軍事委員会の公聴会で「最も能力の高い空母と交代させたい」と語り、最新鋭の原子力空母を就役させる意向を示唆していた。
地元横須賀では原子力空母への拒否反応が強いため、神奈川県の松沢成文知事が米国側に、後継艦は通常型のケネディにするよう求めていた。原子力空母を配備するためには港湾施設を拡充する必要もあり、地元の理解を得るのは難しそうだ。
11日22時39分 海外一覧
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